新人王筆頭候補「戒能良子」 対抗馬は長野の

まんがんウェブ 2011年10月03日(月)09時11分配信

1 昨日、今年の関東リーグの覇者が決定した。

 関東リーグ1位は横浜ロードスターズ、2位にはプロリーグ初参戦のハートビーツ大宮となった。両チームが日本シリーズ出場チームの最後の二枠を埋め、ついに日本シリーズ出場チームが出揃った。

 日本シリーズ優勝チームが気になるが、個人タイトルの行方も気になるだろう。とりわけ注目を浴びているのがルーキーオブザイヤーで、プロ一年目で国内ランク一桁台まで上げてきた戒能良子(松山フロティーラ所属)が筆頭候補として挙げられている。

 戒能はシルバーシューター受賞も噂されており、半年間で残した成績も申し分無い。夏に行われた交流戦・若手部門ではトップで終了している。

 ただ、戒能の新人王受賞が盤石かと言われればそうではない。現在、対抗馬として挙げられているのが中部リーグの藤田靖子(佐久フェレッターズ所属)だ。

 藤田は実業団上がりの選手で、戒能ほど目立った成績は残していない。しかし、ただ一つ戒能に優っているのが驚異的な『まくり率』だ。本来なら負けていてもおかしくなかった対局で何度もチームに勝ち星をもたらし、佐久フェレッターズを中部リーグ優勝に導いた立役者の一人と言われている。

 二人は夏の交流戦でも直接対決があったが、その時は戒能が圧勝している。ただ、藤田が得意な『チームがで負けている状況』での勝負であれば、戒能でも苦戦は必至という声もある。

 戒能が所属する松山フロティーラも四国リーグで優勝を果たしており、二人は日本シリーズで再戦する可能性がある。もし、そこで藤田が勝つようなことがあれば、まだルーキーオブザイヤーが誰になるかわからなくなってくる。

 藤田がまくるか、戒能が逃げ切るか――二人が日本シリーズで相見えたとき、注目の一戦となることは確かだろう。

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