阿知賀女子学院・麻雀部活動日誌-11-

今日の日付:2010年07月01日(木曜日)

1 松実玄です。夏真っ盛り、七月になりました。

 まだ梅雨は明けないのですが、今日はカンカン照りです。溜まった洗濯物を干すチャンスではありますが暑いです。お姉ちゃんはうれしそうにしていましたが。

 この間、旅館に不思議な人が来ました。学校の合宿で来られたそうで、他にも学生さんが何人かいらっしゃいました。

 そのお客様達が来られた次の日の朝、庭のお掃除をしていたら「たすけてー」という声が聞こえたので行ってみると、その不思議な人はなぜか布団で巻き寿司のようにされ、ロープで縛られていました。

 不思議な人曰く、後輩の布団に潜り込んでチュッチュしようとしたら、同級生に縛られて廊下で一晩放置されたそうです。布団から解放してあげたら、代わりにおもちを揉ませてくれました。

 不思議な人改め変態さんは高校の麻雀部の方で、今回の合宿は地区予選突破のご褒美合宿だったそうです。といっても皆さん旅館の遊戯室で麻雀打ってましたが。

 うっかり麻雀打てることを変態さんに喋ってしまい、私も遊戯室で久しぶりに麻雀を打つことになりました。また嫌な思いさせたら嫌だなぁ……と気をつけながら打っていたのですが、直ぐにいつも通りに打つことになりました。

 手を抜いていたことを叱られた、というのもあるのですが、いつも通りに本気で打っても勝てない人ばかりだったんです。あれほど勝てなかったのは赤土先生がいなくなって以来だったかもしれません。

 特に変態さんが強くて、話を聞くと変態さんがエースで先鋒をやっているとのことでした。

 私には縁の無いことだとはわかっているのですが、どうしても気になったので聞いてしまいました。

 エースのお仕事ってどういうものですか、って。

 そしたら変態さんは「エースは笑って帰ってくるのがお仕事」と言いました。

 自分が胸を張って、笑って帰ってこれるような仕事をしてきて、皆に安心してもらうという意味だそうです。なるほどなるほど、お母さんもよく笑ってるといいことがやってくると言っていたので、やっぱり笑うって大事だと思いました。

 変態さん達はもう帰っていきましたが、元気を分けていただいたお礼に、今年は奈良以外の学校を応援してみようと思います。


阿知賀女子学院・麻雀部活動日誌-10-


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