千里山女子高校・麻雀部監督の日記-31-

記入日:2011年03月25日(金)

1 部室が随分と静かになった気がする。

 あれほど騒がしかった三年生達が卒業したからだろうか。主犯が一人留年してくれればまだ賑やかだったかもしれない。おそらく賑やかだったら賑やかだったで「早くコイツを退学させないと」などと書いていたかもしれないが。

 ただ、それも4月になって新入部員が入ってくればまた賑やかになっていくだろう。この時期は寂しくもあり、楽しくもある。

 少し心配なのは姪っ子の浩子が千里山に入ってくることだ。

 頭も良くて性根も真っ直ぐ、柔軟な発想の出来る子で好ましくは思っている。ただ、千里山女子監督の姪っ子という立場は少しやりづらい。

 私自身は他の生徒と変らない対応をするが、周囲が私と浩子の関係をどう見るかだ。浩子が千里山女子高校にとって欠かせない活躍をしてくれるのを願うばかりだ。

 新入生といえば、今年高校に入る荒川のところの憩ちゃんと久しぶりに会った。

 帰宅途中にそろそろ新しいテレビを買うか、と電気屋に行ったところ、洗濯機のコーナーで値札とにらめっこしていたので声をかけた。そういえば理由を聞かなかったが、どうも洗濯機がほしいらしい。

 とはいえ、新しいものではなく、安いものでいいと言っていたので「それほど容量いらんのなら小型洗濯機とかでええんちゃうか」とアドバイスしておいた。どうもそれで良かったらしく、後で店員を探しに行っていたが、おそらく取り寄せかネットで買うことになるだろう。

 憩ちゃんは結局三箇牧に行くらしい。それとなく千里山に誘っていたものの、親と同じ学校に行くことを選んだようだ。本当に天使のように良い子なので、父親もむせび泣いているだろう。親は親でも行くのは母親と同じ学校の方だが。

記事まとめ(日誌系)


カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。