阿知賀編では残念ながら初戦敗退した晩成高校。
とはいえ、(普通なら)運の要素が絡む麻雀の大会で何連覇も達成しているというのは明らかに異常です。
阿知賀ールズが個人戦出ていなかったとはいえ、奈良個人戦一位の小走やえを擁していますし、地区予選の様子がそれほど明らかになっていないとはいえ、阿知賀女子さえいなければ全国に行けていたと言っても過言では無いのではないでしょうか。
今回はそんな晩成高校が「阿知賀女子と地区予選決勝で当たっていたら?」という状況をお題にしたいと思います。
【基本ルール】
咲-Saki-長野地区予選団体戦決勝と同じ団体戦。
区間ごとに半荘二回を行い、点数は引き継ぎとする。
【勝利条件】
晩成高校の地区予選優勝。
【対戦校とオーダーに関して】
晩成高校と阿知賀女子学院が対戦。他二校に関しては特に定めは無いが、奈良地区予選に出てきていた高校のいずれかとする。
先鋒・次鋒・中堅・副将・大将のオーダーは本編と同じとする。
【その他の条件】
①晩成高校が掴んでいる情報
データは少なかったものの、決勝に至るまでの阿知賀女子の対局を見た晩成高校側は「松実玄にドラが集まること」「松実宥に赤い牌が集まりやすいこと」「鷺森灼が筒子絡みの多面張を聴牌しやすいこと」の三点に関しては把握しているものとする。
ただし、高鴨穏乃に関しては「特別な力の無い普通の高校生雀士」と思っているものとする。
②阿知賀女子の実力
阿知賀女子の実力に関しては地区予選時のものとする。
③その他
晩成高校の偏差値は70あるものとする。すごい。
やえ「由華!」
由華「はい!」
やえ「晩成高校は去年何位だった?」
由華「1位です」
やえ「今年は何位だい?」
由華「1位です」
初瀬「えっ」
やえ「よしんば初戦敗退していたとしたら?」
由華「奈良県……1位です」
初瀬「初戦敗退じゃないんですか……?」
上記の状況であれば、晩成高校は地区予選で優勝出来るでしょうか?