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社会に出て、昔を思い出すことが増えた。
いつもは主に、楽しかった高3の夏を思い出す。
岩手を出て散り散りになった友人達を思い返し、ふとメールをしたりするのだ。
でも最近は、言うほど年数が経っていない、大学時代のことを思い出す。
それはきっと、今日結ばれる貴女と、一緒に過ごした時代だから。
出会ったのは高校生の時だけど、やっぱり大学時代の仲間という印象が拭えない。
だからきっと、貴女との思い出を、一つ一つ思い出すため、あの頃を懐かしむのだろう。
迫り来る結婚式の開始時間。
それまでの時間つぶしのように、貴女との思い出に思いを馳せる――――
次作
胡桃「そーゆーのいーから幸せにする!」洋榎「ああ……絶対……!」
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