小林立(りつべ)が今までに使用したペンネームについて考えてみる

りつべのペンネームは多岐に渡ります。
有名な物ですと、

  • 小林立
  • りつべ
  • 田村立
  • Ritzve

特に漫画では小林立名義で描いております。
今回はりつべのペンネームについて調べていきたいと思います。
調査資料は無論自分がコツコツ集めてきた同人誌や雑誌です。

上の画像は、りつべが咲連載中にイラストを担当したラノベ、ウェディングドレスに紅いバラの表紙に掲載されていた物です。
咲連載中に咲以外の絵のお仕事はこれ以降無いようです。

りつべに関しての過去の調査記事は以下です。

記事を書いた理由

そもそも何故りつべのペンネームについて調べようと思ったのかと言うと、自分のフォロワーである方がりつべの「つ」が<tsu>ではなくて<tz>なのか疑問に思ったツイートを読んだからです。
元々りつべのサイン等記事にしたいネタがあったこともあり、それに便乗して調べてみようと思ったのが理由。(背中を押してもらった。)

結論から言いますと英語表記としてtzが正解だからというのが大方の答えでしょう。
それで終わらせるのは勿体ないと思い、りつべが使用してきたペンネームについて、大きな括りで調べていきたいと思います。
別名義でも活動と萌王に書いてあって少し気になりますけど、いまいち把握できていないので置いておきます。

RITZVE表記の調査

私が持っている同人誌を見てみると、RITZVEを使い始めたのは95年夏発行の同人誌からのようです。
それ以前の段階ではまだ使われていません。
上の画像が英語表記を使用している最古の書籍だと思います。

飛んで97年夏の同人誌にも登場。

さらに飛んで2002年の表記。
電撃萌王記念すべき第1号目のりつべ。
萌え萌えコロシアム最初の一人目りつべだったりします。
この時だけは最初だけ大文字でそれ以外は小文字になっています。
自分が所持する英語表記はこの雑誌以外ですと単行本だけです。
その単行本では上と同じような表記で、Ritzとなっています。
雑誌ではこのようになっているのかなと思ったのですが、そういうわけではなくこれよりも前の雑誌では全て大文字になっています。

02年から今に至るまでがこんな感じですので、02年を境に商業では一文字目だけ大文字にした可能性があります。

綴りの違うRITZVE

上のツイートでtsu表記について触れており、探してみた所その表記がありました。
2000/12/05発行のKanonの設定資料集においてtsu表記になっています。
それどころか完全にローマ字表記と一文字目だけ大文字になっています。

さらに掘り下げるとVEではなくBEの表記になっている所もあります。
これは95年冬であろう同人誌においての表記です。
であろうというのは、発行日が書いておらず作者コメントに12月のことと書いてあったので、冬に発行されたと仮定しました。
夏の同人誌ではVEですが、冬の同人誌ではBEです。

結論

上記二つは恐らく編集側が書いたもので、特に誤植という類の物では無いと思われます。
というのも設定資料集の方では、完全にローマ字でそれ以外の雑誌では英語表記なので、担当の方がりつべの英語表記を知らずにそのままローマ字で書いたのでしょう。
下のBEも恐らく、<tz>なのは覚えていたがVEだったということを忘れていたのではないでしょうか。

このようにりつべの英語表記は雑誌や同人誌の編集担当によって変わりますので、何故ローマ字表記なのかというのを考えない方が吉です。
少なくとも20年前の段階でのりつべの名義はRitzveであり、それは今でも変わらないことが伺えます。サイトのurlも英語表記ですしね。

結論としては

  • りつべの英語表記はRitzveである
  • りつべ本人はローマ字表記を使わない
  • 雑誌や同人誌の担当によってローマ字読み等別の表記に変わってしまう
  • RITZVEからRitzveにある境から変わっている
ですので調べてみた結果としては、Ritsuというローマ字表記はダメなわけではないが、本人は英語表記しか使っていないことが分かりました。
咲最新刊やシノハユを読めば分かりますが、英語表記を使用しておりRitzになっていますからね。

今の所曖昧な点は、いつからRITVE表記を辞めてRitzveになったのかですが、恐らく00年を境に辞めていると思います。
01年に出ている書籍などでは、英語表記を使った物が無く不正確すぎるため結論には至らず。

番外編
ついでにペンネーム番外編へ

2014年くらいから咲界隈で話題になった、りつべぷぅ。
ぷう太郎のぷうから取ったのではと言われています。
実際に過去のサイトを見るとそうらしいのですが…。

りつぺぷぅが記載されている同人誌の記事についてはこちら

フェイタライザーの元ネタになった同人誌ですので興味のある方は購入するのもありかもしれません。

憶測とネットだけではよろしくないということで、調べてみると雑誌にこんなコメントが。
そろそろ腰を落ち着けてまじめに働きたいとの切実なコメント。
99年5月号のピュアガールですので、時期的には合っています。
ぷぅ=ぷう太郎とりつべ本人が捉えて名乗っているのでしたら大方正しいと思います。
ですが絵の仕事をしているので、それを無職と捉えて良いのかは私だけでの判断は難しいです。

りつべは現在、小林立- Ritz Kobayashi として活動しています。
ですが上のペンネームは旧姓+同人誌等で使われるペンネームです。
これが載っているのは、97年に発行されたCGネットワーカーズという書籍です。
この年からりつべのイラストレーターとしてのデビューが始まったのではないかと思っています。
同じ年にゲームのイラストを担当しています。
その感想記事はこちらです。
この名義では音楽活動でも使われているようで、こちらのサイトでそれが観られます。
りつべは漫画の他にもラノベで2作品イラストを担当しており、両方共本名名義です。
そして音楽雑誌やフェイタライザー等漫画でも本名名義ですので、しっかりとした商業掲載特に単行本などには本名を使う傾向にあるようです。
ところが05年発行のこちらの同人誌では、小林立名義で活動しています。
ネトゲ仲間にはこの名前を使っていたのかもしれませんが理由は良く分かりません。
今手元にある同人誌で小林立名義の物はこの同人誌だけです。
これも同人誌編集担当によって書かれたものなのかもしれません。
ちなみにこの同人誌を発行した方は、ゆーきちゃんの名前の元ネタになった方です。
主要人物や強キャラに友人の名前を付ける傾向にある様子。
番外編込みでの結論
全体的な結論から言いますと、基本的には同人誌と単純なイラストレータとしての雑誌掲載での名義と完全な商業としての扱いによって名前を変えている傾向にあるのかなと思った次第。
ピュアガールは商業じゃないのかという意見も出てきそうですが、あくまでも少し古めの言葉で言う所の萌え絵師的な扱いか純粋なイラストレータまたは漫画家的扱いかの違いによって、名義を変えていると私は認識しています。
漫画家は小林立、絵師としてはりつべとして考えておいても良いかと思いました。
終わりに
これで一先ずサイン及び名義についての連載記事は終わりですが、まだまだ記事にしたいことはたくさんあります。
  • 咲キャラは何故穿いていないのか
  • りつべの絵柄変化について
  • 同人誌やフェイタライザーから咲キャラへとリメイクされたキャラについて
  • 自画像について
  • こんちゃかわを年代順に追う
思いつくだけでも、この五点は記事にしたいです。
さすがに短期間で掲載するのは勿体ないので、時間を空けて記事を掲載しますが…。
(短期間で掲載するとその月の掲載記事ネタが無くなってしまうので)
この5つ以外のネタは思い付かないのであったら教えてほしいです。
前回の記事

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