卓上報知 2013年02月11日(土)19時16分配信
9日にアンマンのキング・アブドラ国際競技場で行われた日本とヨルダンの親善試合に出場していた三尋木咏、戒能良子らのプロ雀士が本日帰国した。
本来、親善試合が行われる会場は別だったが当日になって会場が変更となり、観客席から直に対局が見れるというプロの対局としては極めて異例と呼べる会場で親善試合が行われている。
対局中、観客席から日本の選手に対してレーザーが照射されるという妨害行為もあり、親善試合でありながらアウェーの洗礼を受けた日本側は途中からサングラスをかけるなどの対策を取らざるを得なくなった。
三尋木咏、戒能良子のトッププロ二人は個人成績1位、2位で終了したものの、総合成績ではヨルダン側が勝利。レーザー照射だけではなく、通しがあったという疑いもあったが、親善試合だったこともあり、抗議文の提出も行われないとのことだ。
帰国後に行われた会見に出席した三尋木咏は「(レーザー照射は)対局にも影響するし、網膜損傷する危険性もあるからやめてほしいね」とコメントしつつ、同席していた戒能良子をなだめるという場面もあった。
会見ではなぜか記者側に混ざっていたプロ雀士の藤白七実が「戒能プロ! すごく不機嫌そうなんですが今日はあの日ですか!?」と質問して、本人にパイプ椅子で殴打されていたものの、選手全員がひとまずは無事に帰国できたことを喜ぶべきなのだろう。
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