WEEKLY麻雀TODAY-Web版 2013年08月10日20時10分配信
第72回全国高等学校麻雀選手権大会 ベストエイト紹介(3/8)
■長野県代表・清澄高校
昨年、インターハイ初出場から初優勝を果たした清澄高校もベストエイト進出。単なるダークホースで姿を消さず、今年も他校を圧倒する活躍を見せている。
レギュラーメンバーのうち、四人は昨年と同じ選手がオーダーされてきている。
先鋒は昨年度インターハイ決勝で見事な逆転劇でチームを勝利に導いた宮永咲(二年)。個人戦では惜しくも2位で終了したものの、団体戦、個人戦の両方で活躍しただけに今大会最強の選手という呼び声も高い。あの宮永照(現プロ雀士・横浜ロードスターズ所属)の妹でもあり、今大会でも活躍が期待されている。
次鋒は昨年度インターハイで先鋒を務め、一年生ながら大健闘した片岡優希(二年)がオーダーされている。元々、東場で異常な収支を叩きだすスコアラーではあったが、昨年は全国トップクラスの選手に阻まれ、団体戦ではさほど活躍出来ずに終わっている。
しかし、決勝戦ではあの宮永照に食らいついていく活躍を見せており、有力選手が比較的少ない次鋒としてオーダーされた現在は、伸び伸びと打てているようだ。今年は宮永咲と共に個人戦の長野代表選手として選出されているだけに、そちらで活躍も見逃せないだろう。
中堅は部長の染谷まこ(三年)が務める。先鋒、次鋒に比べると目立った成績は残しておらず、手順がおかしいところも何度か見かけられているが、結果的にうまくいってことが多いようだ。比較的安定しているものの、評価はあまり高くない。
大将の原村和(二年)は一昨年度のインターミドル個人戦で優勝、昨年のインターハイでは個人戦代表に選出されるなどの活躍を見せている。ただ、今年はそれほど活躍できておらず、不調にあえいでいるようだ。
監督は南大阪代表・姫松高校の監督だった赤阪郁乃が務めている。ダークホースの二年連続全国出場の影の赤阪監督の活躍があったと思われていたが、選手に「人が真剣にやってるのに後からちょっかい出してきってばっかり(だじぇ)」と暴露されており、監督として最低限の仕事をしているのかすら疑問の声が挙がっているようである。
いまのところは順調に勝ち進んでおり、宮永咲を擁する優勝候補ではあるが、問題点もいくつか見受けられる。準決勝、もしくは決勝でそれらの問題点が解決するかどうかも二連覇達成の重要なファクターになってくるだろう。