関西の強豪校、千里山女子高校麻雀部の新監督に元プロ雀士の愛宕雅枝が3月1日付で就任することが決まった。
千里山女子は昨年のインターハイ出場は逃したものの、インターハイ団体戦で8回の優勝経験を持ち、最も多くのプロ雀士を輩出した名門校として有名。愛宕雅枝元プロもその一人で、千里山在校時は8回のインターハイ団体戦優勝のうち、一年生時と二年生時にレギュラーとして二度も優勝の場に立ち会った選手でもある。
愛宕雅枝元プロは昨年、突然プロ雀士引退を宣言。所属チームである大阪ドミネーターズは何度も慰留を行ったが、最後まで本人の意志は変わらなかった。プロ麻雀界屈指の名プレイヤーの引退には多くのファンと関係者が別れを惜しんでいる。
成績不振だったわけでもなく、本人も引退の理由を語らなかったために謎に包まれていたが、今回の発表で千里山女子が彼女を麻雀部監督に誘っていたことが判明した。
監督就任にあたっては「(愛宕雅枝が)在校時の千里山を復活させ、今度こそインターハイ三連覇を達成してほしい」と、後援会から声があがったそうだ。
本人は「監督どころかコーチの経験すらありませんが、いままで麻雀に関わってきた経験を生かし、母校の発展を後押ししたい」と抱負を語った。
週刊マージャンマガジンプラス9 No.431(2002年02月14日発行)より抜粋