まんがんウェブ 2011年10月02日(日)19時13分配信
最終戦までもつれ込んだ中部リーグ・クライマックスシリーズは、佐久フェレッターズが三勝目を勝ち取り、日本シリーズ行きを決めた。
一戦目から四戦目まで昨年度中部リーグ覇者の諏訪トラベラーズと佐久フェレッターズが一進一退の攻防を繰り広げ、お互いに二勝のまま最終戦を迎えてることとなった。
中堅で大量リードを奪った諏訪がその貯金をやや崩しつつも、二位と三万点差のトップで大将戦に突入。オーラスの時点で佐久は四位だったが、大将を任された藤田靖子が二位から直撃を取らず、トップから直撃を取って河底撈魚で和了。キッチリまくり返して最終戦で三勝目を飾った。
藤田は今年入ったばかりの新人だが、実業団時代から「まくりの女王」と呼ばれるほどの腕の持ち主で、即戦力を期待されて佐久フェレッターズに入団。まくり率では日本記録を打ち立てたが、惜しむらくは日本麻雀連盟の選手表彰の項目の中にまくり率に関する賞が無いことだろう。
ただ、藤田は今年のルーキーオブザイヤーの候補の一人として挙げられており、日本シリーズでは新人王最有力候補の戒能良子(四国リーグ・松山フロティーラ所属)と相まみえる可能性がある。
まくり率に関する表彰はもらえずとも、戒能との直接対決を制することが出来れば新人王も夢では無いだろう。
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