プロ雀士・タイトル戦 四日目に突入

卓上報知 2015年11月23日(月)18時55分配信

1 21日より開始された「鳳凰位」を賭けて行われるプロ雀士タイトル戦「鳳凰戦」の三日目が終了し、四日目に突入した。今年の七月に小鍛治健夜が取得していた全てのタイトルを返上したため、鳳凰位も空位となっている。

 鳳凰位は特殊なルールを採用するタイトル戦の中でも一際特殊。タイトルを賭ける本戦は持ち点50,000点の一荘戦が行われるが、誰かがトビ終了しない限り一荘戦が何度も行われ、得点は常に引き継がれていくことになる。

 前回の一荘戦の得点を引き継ぐ以上、1,000点スタートも有り得るルールだが、今回のタイトル戦でもそれに近い状況が何度も発生している。しかし、今回は未だ誰もトビ終了に至っておらず、今日の時点で24回の一荘戦が行われている。鳳凰戦の最短終了記録は前タイトル保持者の小鍛治健夜による最初一荘戦の東一局での終了で、過去には最長で五日に渡って行われており、関係者の中には「今回は五日を超える可能性もある」という声も囁かれている。

 今回のタイトル戦に参加したのは、愛宕洋榎(関西リーグ・大阪ドミネーターズ所属)、福路美穂子(中部リーグ・諏訪トラベラーズ所属)、多治比真佑子(関東リーグ・ハートビーツ大宮所属)、東横桃子(四国リーグ・松山フロティーラ所属)の四名。

 初日はプロ一年目の東横が押されていたものの、二日目からは調子を上げており、現在は暫定一位となっている。暫定二位は9月に行われた東王戦の本戦に参加したものの、タイトルを逃した愛宕洋榎で、今度こそタイトルを取ると初日に意気込みを語っている。

 朝9時から夜18時まで休憩を挟みつつ行われるとはいえ、各選手は常に気を張っているためか疲労の色が濃く、チョンボによる決着もあり得るという予測の声も挙がっている。

【関連記事】
プロ雀士タイトル戦 獲得の最有力候補は野依理沙
プロ雀士タイトル戦 宮永姉妹が本戦で激突

続きを読む


カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。