千里山女子高校・麻雀部監督の日記-51-

記入日:2012月08月20日(火)

1 今日から謹慎となった。
 
 準決勝で倒れた怜の件を週刊誌が報道し、学校には問い合わせの電話が殺到した。春季大会からインターハイまで、こうなることは覚悟していたが、だからといっても気が滅入るものは滅入る。

 書かれたのは本当にあることないことだったが、怜が倒れる可能性を黙認し、準決勝前に至っては怜の背中を押してしまったのは事実だ。あることだけ挙げても私は教育者失格だろう。

 謹慎処分で済んでいるのは後援会の人たちのおかげだ。ただ、あくまで仮の処分なので今後どうなるかはわからない。私はともかく、洋榎や絹の将来に影響しなければいいが、覚悟していたといいつつも本当に馬鹿なことをしてしまった。

 昼間、怜から電話があった。

 こちらの心配より自分の身体の心配をしてほしいが、ひとまず元気そうで少しだけ安心した。

 千里山の監督になって10年。

 そろそろ潮時なのかもしれない。

記事まとめ(日誌系)

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