奈良県・阿知賀女子学院の生徒が冷蔵庫の中に――

三条新聞社 2013年09月04日(水)10時00分配信

1 飲食店やコンビニ店員が勤務先にある冷蔵庫等に入った写真をツイッターなどに投稿し炎上し、全国で大きな社会問題に発展していることから、多くの学校でネットリテラシーに関する授業導入が急がれている。

 奈良県吉野郡の阿知賀女子学院でも外部から講師を招き、インターネット安全教室が開かれている。

 この教室ではこれまで「個人情報」「誹謗中傷」「ダウンロード」「効率的な画像の収集方法」などが教えられ、昨日行われた教室では写真問題を起こした人物のその後を例に授業を行った。

 教室では「実際に冷蔵庫に入って彼ら、あるいは彼女らの気分を味わってみよう」ということで、吉野山の旅館「松実館」から破棄予定だった冷蔵庫を譲り受け、実際に生徒たちに冷蔵庫に入ってもらう試みがなされている。

 冷蔵庫に入った生徒たちは、最初は楽しそうだったが次第に賢者のような目つきになり、授業後のインタビューでは「どうせなら東京ネズミーランドのコーヒーカップに入っている写真の方が良かった。UFJ銀行の金庫に入っている写真でも妥協する」「涼しいけど、受験や就職に関する不安が頭をよぎり、私は何をやっているんだろう……と思った」などとコメントしている。

 同校の卒業生であり、冷蔵庫の提供者である松実館の松実宥さんが周囲に進められて冷蔵庫に入ったものの、10分ほど外に出られなくなるというトラブルも発生したが、それ以外には特に問題も発生せず教室は無事終了した。

【関連記事】
奈良・阿知賀女子学院でボヤ騒ぎ
「停学中も反省なく…」“恥さらし画像”バカ犯人のその後


カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。