小林先生の例のコメントを知った時、これは波紋を呼ぶなとは思ったのですが、その波紋が私の予想よりもだいぶ大きいみたいなので、せっかくだから便乗して考えてみます。
①男子高校生チャンプ≒二条泉
多くの方が仰っていたように、男子高校生にいわゆる能力者はいない、あるいはマホちゃんのような未熟な能力者しかいないということでしょうね。
理由は不明ですし、これから物語の中でそれに触れるかどうかもわかりませんが。
地力のみならば泉ちゃんは名門千里山の歴史にも数少ない一年生レギュラーであり、準決勝では三年生ブーストに圧倒されてしまったものの、二回戦では偏りのある宥姉との初対局&情報の間違いという困難にぶつかったにも関わらず、プラス収支をおさめています。全国でも上位層に位置づけられる実力を持っていると見てよいはずです。
え?セーラや自力だけの竜華より弱いんじゃないかって?
…泉ちゃんは一年生だぞ!過度な要求をするんじゃない!
例えば現実世界の将棋や麻雀のプロは、全体的に男性のほうが強いことが知られています。最近将棋がちょっと頑張ってはいるけどな。
それには、「これらの競技は本来男性がするもの」という社会的風潮も関係していると考えられます。特に麻雀は。
(男性のほうが論理的思考がどうちゃらってステレオタイプは未だにけっこう人気ありますが、思考力やパターンに関してならば、男女差よりも個人差のほうが大きいのは少し考えればわかることだと思います。)
なので同様に、「咲-Saki-」の世界では、男性が麻雀に打ち込みにくくなるような何らかの社会的事情があったのではないでしょうか。
そうでなければあとはただの偶然くらいしか、私の頭では思いつきません。
②アニメ第21話
長野県の個人戦予選において、京太郎がフルボッコにされた件や「男子のほうが人数が多い」と取れる発言があったことについてです。
これは、単純にアニメスタッフの独断と勘違いだと思います。
京ちゃんには悪いですが、ストーリーの本筋からすれば男子予選は枝葉末節です。小林先生が脚本を書いているわけではありませんし、打ち合わせがあったとしても
「そういえば、個人戦は京太郎もエントリーしてるんですよね?どうなるんですか?」
「すぐ負けます」
「ですよねー」
で終了していたって不思議はありません。
同卓者の高打点に関しては、京太郎の描写を丁寧にするだけの尺がないので、手っ取り早くわかりやすく、かつコミカルにまとめた結果と考えるのが自然です。
③男子麻雀プロ
今のところ登場しているのは大沼さんと南甫さんだけです。
しかし大沼プロは薄墨初美の役満の法則を見抜いていましたし、南甫プロはカツ丼さんや久保コーチからの評価も低くなさそうでした。さらにハイレベルな長野県個人戦で活躍した、南甫数絵の師匠でもあります。
弱いとはちょっと思えません。二人とも貫禄ありますし。
あ、大沼プロの著書とかは、別に王者の本だけが売れるとは限らないと思うので触れないでおきます。
しかし女子プロと相対的にどうなのかはまだ全く不明ですね。判断材料がありません。
高校生と同じ構図を描いているのかもしれないし、ひょっとしたらムダヅモみたいなことになっているのかもしれません。
わかんねー、すべてがわかんねー。
ヤンガン楽しみだなー
追記でコメ返です。