白糸台高校・麻雀部監督の日誌-33-

記入日：2011年05月05日(木)

　ゴールデンウィークは疲れた……何が黄金週間だ。

　大阪に出向いたものの、照は駅で迷子になった挙句、新幹線で九州まで行くわ最終的に追いついたのがなぜか東京だったりで初日からぐったりした。

　何とか照を連れて大阪に戻ってきたのが練習試合の途中で、なるべくしれっとした顔で威厳を保ったまま会場入りしておいた。ただ、あとで愛宕監督に後ろ髪が寝癖になってると指摘された。新幹線でぐーすか寝ている間についたらしい。照も教えてよ……と思って対局している照のところに行ったら照の後ろ髪もすごいことになってた。

　だいたい照のおかげで疲れた大阪遠征だったけど、照のおかげで重要は情報は集まったし、愛宕監督との話はとても有意義なものだった。プロ時代に培った深い見識や指導者として優れた資質を持っていることが窺い知れた。千里山が強いのも頷ける。

　あんなすごい人を身近で見てしまうと、正直嫉妬してしまう。特定分野でトップに立ってみたいけど、理想ばかりが先走りしてしまって現実は未だ追いついてくれない。所詮私は凡人であり、外面を取り繕うことばかり上手になってしまった。恥ずかしい大人だ。

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