高鴨穏乃の能力検証「国士使い」編

穏乃

穏乃の能力検証第2弾です。

データ集め編
高鴨穏乃はどんな和了り方をしていたか

オーラス和了編
高鴨穏乃の能力検証「オーラス和了」編

今回は、

ヤオチュー使い
国士使い

このふたつの説についてです。
まず、この説の起源は 麻雀漫画まとめ の記事の、これですね。

この記事の影響で、2chでも「ヤオチュー使い」や「国士使い」などと
言われるようになったように思います。
この記事の論拠は、下記の4点の要素から構成されています。
1.穏乃が関わるイメージ映像でヤオチュー牌が多い。
2.インハイ2回戦オーラスでによるテンパイ推移をしている。
3.回想で国士が出ている。
4.衣・淡・咲さん対策で妥当な手段が国士。
こういった推測が正しいのかどうかは、外部のデータと比べてみることで、
その正当性がわかります。
例えば前回の 高鴨穏乃の能力検証「オーラス和了」編 での検証です。
穏乃自身は確かにオーラス和了が多いことはわかります。
ですが、他の人に目を向けてみると、咲さんもオーラス和了が多いし、
阿知賀メンバーも多いのです。よって、穏乃だけの特性ではなく、
主人公補正としてオーラス和了が多いと考えるのが妥当、
という結論になったわけです。

美子

同じ事は、美子の能力などでも言えますね。
この記事では、あくまでAブロック準決勝次鋒戦のデータしかとっていません。
これが能力だと言い切るためには、ほかの対局データも見て、
美子以外には現れていない現象だ、というところまで確認しないといけないのです。
ですから、この記事ではただの偶然に過ぎないだろうというスタンスです。
咲本編で美子が能力者だとわかるような描写が出たら、
全力でほかの対局の割れ目を調べて、割れ目能力の検証を行いますけど、
まず出ませんよね…。 
ただまあ、淡の山のカドの能力がでてしまったので、咲-Saki-世界では
こういう割れ目能力があっても不思議ではない状況になっていますね。
さて、話を戻しましょう。
上述の4項目を、外部から確認してみましょう。

1.穏乃が関わるイメージ映像でヤオチュー牌が多い。

穏乃が関わっていないイメージ映像を集めてみました。
要するに、本編アニメ1期でのイメージ映像一覧です。

本編ED

本編ED2

本編ED3

本編ED4

本編ED5

本編ED6

本編OP

本編OP2

2枚目のは、咲さんの手牌ではなく、

まわりのフレームでが使われているということです。

ヤオチュー牌。特に無双ですね。
というわけで、ご覧のように、イメージ映像にはヤオチュー牌が
使われるのはごく当たり前のことで、特筆すべきことだとは言えません。

2.インハイ2回戦オーラスでによるテンパイ推移をしている。

たしかにヤオチュー牌だけでの見事な推移です。
ですが、穏乃の全和了シーンのデータはこうなっています。

穏乃和了データ

ヤオチュー牌も確かに含んではいますが、普通にタンピンの
両面で待つことも多いのです。

また、インハイ2回戦大将戦後半の南3局。

南3局

南3局2

越谷の八木原景子がで、
の変則四面待ち。

ここで穏乃はド高めので振り込み、メンホンイッツーで12000点の放銃。
大ピンチを招いています。
仮に後々ヤオチュー牌に親和性があるというたぐいの能力を出すのなら、
そのヤオチュー牌でド高め放銃をしているのはちょっとまずい演出といえるでしょう。
総合的に見て、穏乃には特にヤオチュー牌との親和性があるとは言えないでしょう。

3.回想で国士が出ている。

晩成

漫画版でのこのシーン。

国士

アニメではこうでした。
 
これは、たしかに発言は穏乃ですが、セピアカラーですから、
演出的には実際におきた過去の映像と解釈するのが妥当です。
つまり、この国士は晩成の過去のプレイヤーが和了った国士であって、
穏乃とは全く関係ありません

4.衣・淡・咲さん対策で妥当な手段が国士。

たしかに妥当な手段ではあります。
ですが、これはラム肉さんが記事を書かれた時点での可能性ですね。

最新の19話で、穏乃は淡・衣に対して、国士という攻撃的な行動ではなく、
和了らせないという防御的な行動を行ったことが判明しました。

衣の和了を防ぐ

淡の和了を防ぐ

南4局1本場河2

少なくとも淡へのこの和了り方はピンフが確定しています。
捨て牌では国士ができかけていますが、これは淡の能力の影響ですし、
がなくて一向聴止まりです。
もし国士を目指していればテンパイ出来ていて、その時点で
ロン牌がまだ残っていたとかであれば考慮の余地はありましたが、
一向聴では能力として考察する価値はなさそうです。 

また、龍門渕遠征シーンですが、これをクリックして大きい画像を見てください。

龍門渕遠征

衣に起家マーク、衣の右手側に、おそらくツモ牌です。
その手前にドラ表示牌らしきものが見えますよね。
また、衣の上家と下家は13枚で伏せられているので、
二人は内定無い鳴いていないことがわかります。

龍門渕遠征2

そしてこのカット。
衣がリー棒を出しています。つまり衣も鳴いていませんね。
サイコロは7です。先ほどのカットとあわせると、
王牌は赤丸で囲んだ12枚しか考えられません。
ドラ表示牌の1トンだけは衣のところへいっているから、数が合います。

龍門渕遠征3

そしてこの台詞です。

情報を総合すると、

南1局0本場、親は衣。
鳴きは穏乃が下家からポンしたのみ。
衣が海底1巡前でリーチし、リーチ一発ツモ海底で穏乃をトバした。

ということになるでしょう。
大事なのは、穏乃がポンしたということ。
ポンしたということは、穏乃の手牌は国士ではありません

よって、穏乃と国士の関連性はすべて消えました

結論として、19話の現時点で

穏乃には「ヤオチュー使い」「国士使い」の要素は一切ない

と言えるでしょう。

念のため書いておきますと、 リザベーションから判明する大将戦オーラスのアガリ役とアガリ牌

の内容が間違っているというわけではありません。
この記事が書かれた時点では19話は出ていないわけですから、
穏乃の描写においては、インハイ2回戦の闘牌が最重要シーンだったのです。
それをベースに考えると、多少疑問の余地はありつつも、
ヤオチュー使い、国士使いの可能性はありました。

現在、19話によって、穏乃の能力の最重要描写は
準決勝前半オーラスでの闘牌になりました。
その結果、ヤオチュー使い、国士使いのセンが消えた、
ということなのです。

終わり。
次回で残り全部いけるかな…いけると思います。

あったか~い
水見式をする穏乃。玄ちゃーのおもちが強化されている気がする。


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