日刊マージャン 2012年10月02日17時33分配信
ドラフト会議まで一ヶ月を切った。日本麻雀連盟には既に何通かの「プロ志望届」が届いており、各チームのスカウトはそれを参考に未来のプロ雀士達にドラフト前、最後の交渉を進めている。今回は高校生雀士達にスポットを当て、ドラフト会議の予想をしてみたいと思う。
まず、今年の高校生といえば宮永照(西東京・白糸台高校)の名を挙げないものはいないだろう。プロチームの大半が一位指名を明言しており、競合は必至だ。海外のプロチームからも誘いが来ているらしいが、本人はあくまで日本のプロリーグを希望しており、そちらに行く可能性はほぼゼロに近いだろう。
宮永照に注目が集まる中、その流れを無視して独自の路線を走るチームも少なからず存在する。その一つが関西リーグの強豪、大阪ドミネーターズだ。ドミネーターズは設立当初から関西圏の選手を獲得する方針を取っており、今回もその方針に沿って指名を行うつもりのようだ。
ドミネーターズの一位指名はまだ確定していないが、おそらくは愛宕洋榎(南大阪・姫松高校)か江口セーラ(北大阪・千里山女子高校)のどちらかになるだろう。ただ問題は、両名とも「ドミネーターズにだけは行きたくない」と公言していることだ。
また、ドミネーターズは江口セーラと同じ高校の清水谷竜華、園城寺怜に対しても積極的にアプローチを仕掛けているという情報がある。しかし彼女らは大学への進学を希望しており、今後もプロ志望届を出す予定は無いとのことだ。
まだどっち付かずではあるが、横浜ロードスターズも一位指名は独自路線で行く可能性がある。というのも夏のインターハイ後からロードスターズのスカウトが積極的に岩手県に訪れ、今年の代表校である宮守女子高校の生徒にアプローチを仕掛けているという噂があるからだ。
宮守女子高校麻雀部部員はいずれも三年生。いまのところはプロ志望届も提出されておらず、誰がプロ行きを誘われているかは未だ不明である。また、同校には松山フロティーラのスカウトも足を運んでいるようだ。
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