阿知賀女子学院・麻雀部活動日誌-13-

今日の日付:2011年08月04日(木曜日)

3 昨日、懐かしい夢を見ました。

 お母さんが長い間入院していた病院から退院した頃の夢です。退院したお母さんは私とお姉ちゃんに「もう入院しなくていいから、これからずっと側にいれるからね」と言ってくれました。私とお姉ちゃんは大喜びで、三人で何して遊ぼうか楽しくお話しました。

 お母さんは退院したばかりで、お姉ちゃんもあまり身体が強くなかったので、お父さんも入れてトランプで遊んだり、すごろくで遊んだり、麻雀を打って遊んだりしていました。

 私とお姉ちゃんばっかりが勝っていたので、お父さんとお母さんは勝てなくて面白いの? と聞いたことがあったのですが、二人ともニコニコして「楽しいよ」と返してくれました。いまにして思えば、二人とも私達を勝たせてくれていたのでしょう。

 その頃は私が面前で聴牌することばかり意識して、ドラ表示牌なんてしっかり見ずにドラを直ぐに捨ててしまうことばかりだったので、お母さんが「玄はもう少しドラを大事にしなさい」って教えてくれて、たまにすごくきれいにドラを活かして高い手を上がっていました。あれは私のためにお手本を見せてくれていたんだと思います。

 でも、私はお父さんとお母さんが手を抜いてくれているから勝てるのに、「勝てるからいいの!」と自分の好きなように打っていました。それでもお母さんはニコニコ見守ってくれていました。

 お姉ちゃんの体調がいい時、三人でお散歩に行ったこともありました。
 
 お母さんが私とお姉ちゃんの手を引いてくれて、桜並木を歩きながら色々と楽しいお話をしてくれました。もう感触は思い出せないけれど、いつもニコニコ笑っていたお母さんの手は暖かくて、とても心強かったことは覚えています。

 お母さんは退院して半年もしないうちに遠くに行ってしまいました。

 本当は病気が治ってなくて、ただもう治しようがないから在宅治療に切り替えたと、あとになって知りました。

 お母さんは最後までずっとニコニコ笑っていました。

 自分の身体のことは知っていたのに、その事が私達に知られないように身体に無理を重ね、笑顔で隠してくれていたんです。お母さんは本当に強かったと思います。いまでも私の憧れの人です。

  
 昨日は以前、私の麻雀は皆がつまらなくなると教えてくださったお客様が来ました。今度はお友達を連れてきていて、お客様とお友達二人と私の四人で麻雀を打ちました。

 今度は私も中々勝てませんでした。あとで他のお客様が教えてくれたのですが、あれは明らかに三人で組んで打っていたとのことでした。

 でも、一度私が倍満を上がってしまい、お客様は楽しくなさそうにしていました。何を言われてもガマンして、お母さんのようにニコニコしていようと思いました。お母さんの悪口を言われて、思わず怒りそうになりましたがガマンしました。きっと怒ったらお母さんに叱られる気がしたからです。

 だから、代わりに三人とも麻雀でトバしちゃいました。お母さんには叱られるかもしれませんけど、少しだけ胸がすっとしました。怒ったお客様が私をお皿で叩こうとして、逆に他のお客様とお父さんに叩かれて、追い出されてしまったのでちょっと申し訳無かったのですが……。  

 来週の木曜日はインターミドル個人戦の決勝戦がある日です。和ちゃんが順調に勝ち進まなければ見ることは無いかもしれませんけど、なんとなく、和ちゃんなら優勝しちゃう気がします。いまからすごく楽しみです。

記事まとめ(日誌系)


カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。