記入日:2010年06月10日(月)
地区大会が終了して、白糸台は無事に団体戦優勝、個人戦も照だけではあるけど西東京代表を輩出することができた。
虎姫のオーナーに関してはまあまあ上機嫌。他のチームのオーナーなどは団体戦は部内代表になれなかっただけではなく、個人戦代表も逃しただけで怒り心頭だろう。せめて生徒に飛び火しなければいいけど。
結局、照は団体戦でも個人戦でも大活躍だった。あまりよろしくない。そこらの地区代表と比較すれば虎姫の総合力はまあまあ高い方ではあるものの、全国トップクラスの高校と比べれば見劣りしてしまう。
実質、照のワンマンチームなので照の実力に関しては極力伏せておきたかった。あまり手加減が得意な子では無いから仕方ない。仮にどういう選手から知られたところで対応策は皆無に等しい。
とりあえず照のことは置いておくとして、全国で地区大会が終わったいま、他校の選手への対策を打ち立てていく必要がある。 昨年度インターハイと春季大会での成績を鑑みるに、今年のシード校は、千里山・臨海・姫松・大生院女子の四校だろう。
千里山に関しては概ね想像通りのメンバーだった。春季大会と同じ面子で、変わったといえばメンバーの配置ぐらいだ。
姫松もさほど予想外のメンバーでは無かった。しいて言うなら先鋒に特待生として入った一年を持ってきたことぐらい。姫松は伝統的に中堅にエースを置くとはいえ、他校は先鋒にエースを置くことが多い以上、その一年生を他校のエースにぶつけることになる。先鋒以外で稼ぐつもりなのか、もしくはチームのナンバー2を先鋒に持ってきたかのどちらかなのだろう。
千里山と姫松、というか関西の学校は地力の強い子が多い反面、特殊な子が出てきにくい傾向にある。所謂、魔物と称される選手が出てきたのは十年以上前のが最後だろう。そういえば……彼女はいまどこにいるのだろう? プロにも行かず、高三ぐらいの時からまったく名前を聞かなくなった気がする。
特殊な子が少ないとはいえ、千里山も姫松も全国トップクラスの強豪校。白糸台は照を擁しているとはいえ、向こうは遥かに格上だ。注意を怠ることはできない。