記入日:2011年04月21日(木)
今年の新入生の実力がだんだんと把握出来てきた。
今年は去年の江口のような際立った実力を持つ子はいないようだ。今後急激に伸びる可能性もあるが、いまのところはそんな様子も無い。
さすがの浩子も高校では苦戦しているようで、五月までに部内ランキング上位に行くのは難しいだろう。そこからさらにレギュラーまでとなると、もう一伸びはほしいところだ。
危惧していた私と浩子が親類ということに関しては、色眼鏡で見てものは確かにいるようだ。ただ、いまのところはそれほど問題にはなっていないし、特に手を下す必要は無さそうだ。かなり介入しづらい問題ではあるし、そんな事にならないように浩子だけ特別に厳しくするべきだろうか。
セーラにそんなことを言ったら、脂汗を流しつつ「いや、これ以上はマズイですよ」などと言い始めた。何がそんなに不服なのか。セーラには特別メニューが必要なのかもしれない。
地区予選のメンバーに関しては、セーラはほぼ内定。やや安定感の無いところはあるが、それも一年生の頃に比べれば大分改善されたし、エースという立場に見合うだけの実力も付いてきた。貫禄に関してはまだ少し足りないかもしれないが、明るい性格で部内でも慕う生徒は多い。
あとはセーラと同級の清水谷が絶好調。好調の理由は本人曰く、「ついに見ただけで怜の体調把握できる特技を他の子にも応用できるようになったんですよ」などと自慢気に言っていた。ついにコイツも頭がやられたか。