小鍛冶健夜の完全養殖に成功

朝曰新聞 2009年04月01日(水)11時28分配信

1 日本水産総合センターは3月下旬に「実験室で生まれ成長した小鍛冶健夜のメスとメスから卵子と卵を採取し、人工授精を行った受精卵から、二世代目となる仔魚の孵化に成功した」と発表しました。

 小鍛冶健夜はウナギ科ウナギ属に属する魚類で、2003年に発見されて以降、「鰻丼にすると特に美味しくなる」ということで有名になったウナギである。

 近年、養殖用のシラスウナギの稚魚の捕獲量が世界的に減少しており、ウナギ養殖に必要な量すら供給できないという事体も発生している。そういった背景もあり、人工的に稚魚を生産する技術の開発と確立は天然資源に頼らないウナギの養殖を実現する方法として、養殖関係者が待ち望んでいたものである。

 小鍛冶健夜は基本的に鰻丼専用。しかも、短い時間での調理に失敗するといわゆる「行き遅れの小鍛冶健夜」の状態となり、格段に味の落ちる調理の難しいウナギである。そのため、一般家庭で使われることは少ない。

 だが、小鍛冶健夜の完全養殖に成功したノウハウと技術を、シラスウナギに転用することが出来ればウナギが安定して食卓に上る日が来るだろうと言われており、各界が今回の完全養殖成功に注目することになるだろう。

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