昨日、宮守女子高校の二年生教室前で決闘が繰り広げられた。
二年生の小瀬川白望を「どちらがお昼に誘うか」で争いに発展し、両者一歩とも譲らなかったため、仲裁に入った鹿倉胡桃(二年)の提案で決闘で決着することになった。
決闘に使われたのは株式会社春華堂製のうなぎパイ。生地にうなぎの粉を混ぜ、通常より硬度を増しているため、当たりどころが相当悪ければ死に至る凶器だ。
両者はそのうなぎパイを武器に三本勝負を繰り広げたが、どちらも相手に有効打を与えられず、激しい打ち合いをしたため、計六本のうなぎパイが志半ばで折れる結果となった。
事態を重く見たレフェリーの鹿倉は、調理実習で一人だけ凝りに凝りまくって昼休み中も調理をしていた臼沢塞(二年)に応援を要請。何がどうなっているのかわからず連れて来られた臼沢がその手に包丁を携えているのを見たギャラリーと決闘者らは蜘蛛の子を散らすよう退散し、決闘もなし崩し的に終了している。
なお、凶器の折れたうなぎパイ六本は未だ行方不明である。
宮守女子高校新聞部 2011年05月11日(水)