千里山女子高校・麻雀部監督の日記-50-

記入日：2012月08月10日(金)

　明日はインターハイ準決勝。千里山女子、阿知賀女子、新道寺女子、そして白糸台高校が当たることになる。千里山女子にとって白糸台高校は因縁浅からぬ学校だ。宮永照が現れてからは特にそうだろう。

　今年の宮永照は先鋒。こちらの先鋒は怜で、他校のエースと勝負させても正面から打ち勝つ自信はある。

　だが、宮永照は別だ。千里山女子の誰であっても正面から打ち倒すのは、ほぼ不可能だろう。竜華でもセーラでも、そして怜でも無理だ。蔵垣でも渓でも七実でも無理だ。あちらにとっては千里山など眼中に無いのかもしれないが、いつも宮永照は千里山女子の眼前に立ちはだかってきた。

　明日あるのは団体戦だ。宮永照との直接対決を制さずとも、次鋒以降で巻き返して勝ってしまえばいい。だから先鋒戦は２位を意識して失点しないよう、うまく立ち回ればいいだろう。

　そんなことはしたくない。正面から宮永照を打ち倒し、次鋒以降も他校を圧倒し、全国優勝まで辿り着きたい。

　怜でも宮永照を倒すのは不可能に近い。

　だが、可能性はゼロでは無い。　

　ただ、怜が全力で挑めば悪い結果に繋がる可能性はかなり高いのではないだろうか。

■記事まとめ（日誌系）

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