記入日:2012月09月02日(月)
今日、ようやく辞任の話がまとまった。
後援会の人達や先生方は最後まで渋い顔をしていたが、最終的には私の意志を通してくれることになった。勇退というわけではないが、それでも惜しんでくれている人がいることは素直に嬉しい。
浩子が言うところには、例の生放送ジャック以降、ネットでも否定的な論調は収まってきているらしい。学校の電話も最初の頃に比べれば鳴らなくなった。ただ、それでも私を批判する声がまったく無くなったわけではない。
千里山女子でインターハイ三連覇を達成する。
かつて一人の高校生がそれに望みを抱き、私が断った目標。
その私が、許してほしい、という都合の良い考えを抱き、挑んだ三連覇という目標。
千里山の監督を辞すれば、もう私の望みは叶わない。いまでも辞めたくないという気持ちは確かにあるが、それは私個人の我儘に過ぎない。
千里山女子が、私を推してくれる後援会の人達や先生方、そして大事な教え子達が私個人の我儘に付き合う道理は無い。
今回の件を収めるには、私が全ての責を負って辞めるのが一番確実だ。
私を想ってくれている人達のためにこそ、私は辞めなければならない。
千里山女子は強い。愛宕雅枝がいなければ立ち行かなくなるなんてことは絶対に無い。
千里山女子麻雀部が在り続ける限り、三連覇という夢は終わらない。
監督を辞めても、それを見届けるため、見守るぐらいはやらせてほしいと思う。