松実宥の日記-68-

2012年12月12日(水) 天気:雪

1 昔、お母さんが手紙を書いていたことを思い出しました。

 遺品の中に何通か書きかけの手紙があって、ちゃんと最後まで書き終えていたのが一通だけありました。

 宛名は愛宕雅枝さん。お母さんがケンカ別れしてしまった友達で、千里山女子の監督をされていた方です。

 多分、お母さんはこれを出すか出さないかで悩んで、結局出せずにしまったままにしていたんだと思います。

 私は目をつぶって手紙を開いて、お母さんに中身を確認してもらったら「これでいい」って言ってました。

 それで、お父さんに細かい事情は隠して、「ちょっと大阪に行ってきたい」とだけ話しました。

 受験生だし、寒い時期に私が出かけちゃダメって言われるかと思ってドキドキしてたけど、お父さんは「気をつけて行っておいで」って言って、直ぐにホテルの予約とか手配してくれました。

 今度の週末、お母さんと二人で手紙を届けに行こうと思います。

記事まとめ(日誌系)

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