白糸台高校・麻雀部監督の日誌-9-

記入日:2010年06月30日(水)

1 今日はプロとの練習試合があった。

 照は前日から楽しみだったみたいで、無表情ながらもそわそわしていたみたいで、なかなか寝てなかったみたいだった。実際の練習試合もかなり満足いったみたいで、いつもより生き生きと打っていたような気がする。

 他の部員(といっても今日の練習試合で打ったのは虎姫メンバーのみ)も浮足立っていた。プロの目に止まればプロデビューにも繋がるかもしれないし、緊張するのもわかるけど。

 とはいえ、プロ達のお目当ては照のみだったのだろう。特に照の座る卓に注目していたし、先日の地区予選での照の活躍があっただけにそれなりの面子が呼べたんだと思う。

 照以外はほぼ勝てていなかったが、照はプロ相手でも連勝してみせてくれた。ただ、三尋木プロ相手には四半荘打って全敗だったけれども。まあ、彼女は昔から本当に強いから仕方ない。

 照は結局、昨日は全然寝ていなかったみたいで、部活が終わるとコテンと部長の膝枕で寝始めてしまった。副部長達に寝顔の写真を取られていたけど、放置して部長に任せ、こっちは三尋木プロと喫茶店に行くことにした。

 彼女とは前職からの付き合いだ。彼女のお爺様に連れられて来ているところを見かけ、何度か話すこともあった。彼女が高三になった頃から顔を合わせることは無かったけど、一応はこちらのことを覚えてくれていたようだった。

 相変わらず若い。国は三尋木プロのもち肌を研究して世の女性に研究結果を公開するべきだと思う。私なんて……いや、これ以上は虚しくなるからやめよう。

 以前は敵同士のようなものだったけれども、わりとフランクに相談事に乗ってくれた。まあ、私が引っ張ってきた打ち手が彼女に勝てたことなんて一度も無かったから、あちらにとっては敵以前の問題だったんだろうけれども……。

記事まとめ(日誌系)

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