白糸台高校・麻雀部監督の日誌-11-

記入日:2010年07月31日(土)

1 合宿終了。朝には宿泊先を出て昼過ぎには学校に帰ってくることが出来た。

 初日は昼から夕方まで海水浴。照達は水着で波打ち際でキャッキャウフフしてた。私は「あの子たちを鍋で煮詰めて抽出したエキスを注射したら若返れないかな」とか考えながら、一人で砂の城を作ってた。たのしい。

 夕飯は毎回副部長が作ってきてくれた。美味しい魚介料理を堪能出来たけど、何か「自分でとってきた」とか言っていた気がする。漁業組合とかとケンカになってインハイ出場停止とかなったら怖いので何も聞かなかったことにしよう。

 二日目からは「さあ、昨日の続きをしよう」と砂浜に行こうとしていたら、部長達が自発的に練習してた。「麻雀は麻雀で楽しいですし、やっぱり最後のインハイなんで……」と笑っていたけど、一人パラソル担いでいる私が滑稽に見えてくるからヤメテと言いたくなった。

 最終的には海で泳いだりスイカ食べたりしつつも、麻雀も打つという合宿となった。

 みんな、充実した合宿となっただろうか? 聞いてないからわからないけど。

 ただ、昨日は虎姫のオーナーが来て、ありがたーいご高説を聞かせてくれたり、オーナーが帰った後で「さあ、最後の仕上げに取り掛かろう」と皆で砂浜に行くと近所のガキンチョが来ていたのか、砂の城は見るも無残な姿で発見された。

 犯人のガキンチョ見つけたら同じ目に合わせてやる――そう誓いながらインハイ前の合宿を終えた土曜日だった。そういえばおみやげ買うの忘れた……。

記事まとめ(アンケ系)

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