白糸台高校・麻雀部監督の日誌-14-

記入日:2010年08月10日(火)

1 二回戦は大生院が1位、白糸台は2位で何とか準決勝へと繋ぐことが出来た。少なくとも2位で突破出来るだろうと思っていたけど、かなり危ないところだった。

 危なかったというのは大生院女子が最初から白糸台を集中的に狙ってきたこと。先鋒戦終了時で白糸台は残り38,500点。次鋒で大生院女子の弘世菫がさらに20,000点を削ってきた。

 その後、中堅戦で副部長が一人で30,000点稼いでくれたものの、先鋒から副将の収支合計は-90,000点だった。

 先ほど全員が「先鋒から副将は勝負しない」ということで同意してくれた。照が「次は1位で終わらせるから」と言ったものの、部長に手を握られるとと黙ってしまった。

 2位で終わったものの、大生院の中堅も副将もどうやら対策をしやすい相手だというのはわかってきた。ただ、型にハマるとかなり面倒ではあるようだけど。

 大生院の大将に関しては大将戦までもつれ込んだ時点で白糸台をトバすのは諦めたのか、特にこれといって仕掛けてはこなかった。ただ、照が鏡で見てくれた結果、他家が和了した次の局で他家の和了形から上がり牌を一枚抜いた状態が配牌時点で揃うという特異性を持っていた。

 他家の和了に自分で振り込むかツモ上がりされる必要があるようだけど、ダブルリーチで翻数を上げてくるだろうし、場合によっては天和や地和も狙えるだろう。対策としては大将戦では大生院の点数は出来るだけ削らないようにすることだろうか。また、多面張で和了しようものなら天和や地和で和了する高まるので注意が必要となる。

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