「咲-Saki-」内では、鳴いてツモ順をズラすことが戦術として頻繁に行われています。しかし、そんな小細工は物ともしない人々がいるのも事実。今回はそんなカッコいい人たちを追っていこうと思います！
あ、紹介する順番は私の気分です。
・宮永照
インターハイ準決勝第一試合、先鋒戦前半の南一局一本場です。
テルーの親満ツモを予見した怜がポンをしてズラしたにもかかわらず、その直後にツモ。点数も変わらずやはり満貫でした。さすがチャンピオン。
・片岡優希
インターハイ二回戦第三試合、先鋒戦前半の東一局です。
親での三順目リーチ。白望と小薪の連携によってズラされましたが、次のツモで満貫の四千オール。
打点は落ちてしまったものの、長野県予選では純にペースを乱されまくっていたことを思えば大きな進歩です。実際、県予選を見たトシさんは「鳴けば和了れなくなる」と判断していたようですしね。
合宿で純に鍛えてもらったとのことですが、慣れでどうにかなるものなのか、それとも臨海の控え室でも言われていた「牌に応えさせる」という優希の特性（？）なのかは不明です。
・松実玄
上の二人とは方向が違いますが、同卓者がどんなに鳴こうとも、ドラが彼女以外の手に渡ったことは今のところありません。…よね？
驚異的な支配力です。
～不確定な人々～
・大星淡
準決勝第一試合、大将選後半の南四局です。
リーチ後、竜華のチーによってツモ順がズレましたがお構いなしの和了。竜華の鳴きはズラし目的ではなく、自分の手を進めるためでした。
ただ、本来のツモで和了れていたかどうかは描写がなくてわからないので、不確定ということで。
・竹井久
長野県予選、個人戦本選の最終戦、南四局です。
ドラの三萬をツモれば闇でも倍満の逆転手を聴牌していました。リーチをかければ三萬出和了りで倍満、ツモなら六萬でも倍満にできましたが、三萬をつかんでいたのは、よりにもよって一番出してくれそうにない福路美穂子。六萬は美穂子とゆみの手に一枚ずつ使われていました。
そこへツモってきた九萬に何かを感じ取った久は三萬を切り、タンヤオも捨てて九萬単騎に変えてのリーチ。ちなみにここで九萬を切ったら、ゆみに振り込んでいました。
で、美穂子がその三萬をポン。これもおそらくズラし目的より自分の手を進めるため、加えて一発消しもあったかもしれません。しかしその直後のツモで久が跳満を和了。こちらも本来のツモで和了っていたかは不明ですが、もしそうなら一発がついて倍満でした。
久が悪待ちリーチで和了ると裏ドラが乗りやすいことが知られていますが、この時は乗らず。
それと、さっき頂いたコメントを見て気づいたのですが、二回戦第三試合の中堅戦後半オーラス最終巡でも、久の当たり牌を春以外の全員がツモっていましたね。あれも、鳴かれても和了できていた可能性がありました。絶対ではありません（複数回鳴かれたり、上家の胡桃の捨て牌で鳴かれたりしていればアウトだった）が、他家がオリ気味だったことを思えばわりといけたんじゃないかと。
・石戸霞
末原ちゃんがこう予想してはいたものの、実際にズレていたかは不明。上記の人々のことを踏まえると、絶一門が崩れていなかった可能性も十分にあるんですよね。「牌が見えてる」咲なら、他家の手を遅くするよりももっと直接的に姫松のサポートができたのかも…？わかりませんけど。
（追記：11巻の初版で、同試合の南一局において咲が霞から一萬を大明槓しているとのご指摘を受けましたが、その後、kindle版では末原さんからに変更されていたと報告して頂きました。一周回って、絶一門が鳴きによって崩れるかどうかは不明のようです。どちらにせよ私は当該シーンを見落としていたので、教えてくださってありがとうございました。）
～ズラされると和了れない人～
・園城寺怜
一発ツモを予見してリーチをかけますが、鳴かれてズラされた時は和了できないことがはっきり語られており、実際照にズラされたこともあります。これも一見当たり前ですが、上のキャラクターたちを見てきた後ではそうとも言えません。彼女の地力があまり高くないことと関係しているのでしょうか？（ズラされても和了れたらチートすぎるからとか言ったらおしまいです）
とりあえず私が気づいたのはこれだけです。忘れてたらすみません。
では、追記でコメ返です。
