三尋木咏・回顧録覚書-18- 「とある監督の日記」

Date:2019年6月17日(月)

1 先鋒戦は恵比寿が1位で突破した。相手が小鍛治プロだったんだから、当然といえば当然の結果だったんだけど、監督も頑張ってたよ。

 小学生ぐらいが道を歩いてたら自然とそっちに目を向け始めて電信柱に激突するような監督ではあったけど、あれでも現役時代は七年間に渡ってタイトル守ってきた実力の持ち主ではあったし、殆ど当初の想定通りに先鋒戦を終わらせてくれた。

 次鋒戦は恵比寿の独走を防ぐことが出来た。

 それでも恵比寿がトップではあったけど。

 残る中堅戦と副将戦でも恵比寿を走らせず、大将戦で私が出て行って逆転勝利を飾ると――いうのが当時の横浜ロードスターズの戦略だった。

 ただ、一つだけまったく予想外の事態が発生した。

 中堅戦でうちの助っ人の人が、恵比寿叩き落としてトップまで躍り出たんだよ。

 強いらしいことは知ってたけど、監督にとっても中堅戦時点で横浜がトップになるのは予想外だったみたい。

 すごいことになってたみたいだよ。私はまだメソメソしてて、あんまり対局見てなかったけど。

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