この表には「符」を毎回つけていました。
にも関わらず今まで一度も話題に出したことがありませんでした。
実は今回の、この1回のためだけにやってたことなんです。
咲さんの和了りだけを抜粋しましょう。
ご覧のとおりです。
40符、30符、80符、60符、70符、50符…。
要するに、30符から80符までを、1回ずつ和了っているのです。
果たしてこれは偶然でしょうか?
長野決勝の表を御覧ください。
前半は 50符、40符、60符
後半は 40符、30符、110符、100符、80符
前半と後半で40符がかぶっていますが、それ以外はすべて符が異なります。
少なくとも、半荘内で同じ符では和了っていません。
1巻の部内麻雀やアニメのみの個人戦などもチェックしましたが、
咲さんが半荘内で同じ符で和了ったことは一度もないのです。
ネット麻雀しかやらない人などは、符計算のルールを
把握されてない方も多いと思います。
そこで、ちょっとわかりやすように、一般的な符の分布を見てもらいましょう。
ここに、実に都合のいいデータがありましたので、使わせてもらいます。
約73万回のデータですので、信頼度に文句なしでしょう。
グラフだとこんな分布でした。これが現実世界の一般的な分布ですね。
普通は30符! たまに40符もあるよね、というのがわかると思います。
この場面は覚えてらっしゃいますか?
上述の天鳳でのデータで、0.074%。70符はほんとに出にくいようですね。
もちろんそれより高い符は、もっと出にくいわけです。
では、咲世界での一般的な分布はどうでしょう。
Aブロック準決勝での符をまとめてみました。
こうなります。咲世界では鳴きキャラだとキャラ付けされてない限りは
ほとんど鳴かずに面前で仕上げる傾向があるため、
40符の割合が少し多くなるのは必然ですね。
また、50符が多いのは、照が2回三暗刻を和了ったせいです。
このあたりは、回数が少ないゆえの誤差が多少出てしまいますね。
では、咲さんはどうでしょうか?
ありえません。一人で異世界にいます。誤差がどうのいうレベルじゃないです。
この、符のコントロールが咲さんの点数調整の要なのだと思います。
それを実現するのが、カンによる符調整です。
ヤオチュー牌の暗槓の32符から中張牌の明槓の8符までを駆使することで、
様々な符を生み出しているのです。
インハイ2回戦の咲さんの和了は、すべてカンが絡んでいます。
ところで、咲さんがカンしたのに和了ってない局がありましたよね。
これです。咲さんがカンをしたのにツモ切りするという異様な事態の後、
末原さんがツモ和了りしました。
咲さんは長野決勝とBブロック2回戦で24回カンしています。
もうこの回数の時点で異常事態ですが、中身はもっと異常です。
牌が判明しているのが17回で、すべて有効牌です。
牌が不明だけど、状況的に有効牌だったとわかるのが4回です。
そもそもチャンカンのせいで嶺上牌をツモれなかったのが2回。
嶺上牌をツモ切りしたのは、このたった1回だけなのです。
咲さんはこれまでカンで必ず有効牌を引き、
カンが成功した(つまりチャンカンされなかった)局は必ず和了ってきました。
その咲さんが有効牌を引かず、和了りもしなかった。
なぜそんなことをしたのでしょう?
こう考えればすっきりします。
この末原さんの和了りは、咲さんの支配による和了りなのだ…と。
この末原さの和了りは、ピンフツモ形なので20符です。
カンして和了る咲さんには決して出せない符です。
この20符によって咲さんは20符から80符まで綺麗に1回ずつ
和了ってることになります。
また、咲さん自身には一度も乗せれていない槓ドラも、
末原さんに乗せることによって得点調整が出来ています。
咲さん自身にはできない20符。
咲さん自身にはできない槓ドラ乗せ。
これらを行わせ、他人を支配して和了らせる。
そのための儀式が、嶺上牌のツモ切り。
そう考えれば、すべてがすっきり収まるのです。
果たしてこれは偶然でしょうか?
末原さんの気合の入った4000・8000のページをめくってみると、
ほとんど同じページ構成で、咲さんが軽やかに400・800を和了っています。
ちょうど得点が1/10ですね。
この類似性、やっぱり末原さんは咲さんの支配下だったとしか思えません。
果たしてこれは偶然でしょうか?
どうなんですか! 咲さん!!
次回、
圧倒的な実力差を見せつける咲さん ~姉帯さん蹂躙編~
ではなく、
天・照・大・神
です。え? だって3部構成だっていったじゃないですかー。
今日の記事が3部目ですよー。
咲さんは姉帯さんいじめてないですし。
今年の更新はこれで終わりです。
年が明けて1月3日に、なんとなくお正月向けな気がする
天照大神ネタで行きます。
ではみなさん、良いお年を。