はい、それではAブロック準決勝先鋒戦の後半の記録です。
この記事は、前回の記事である宮永照の連続和了の打点上昇は綱渡りからの続きですので、
未読の方はそちらからどうぞ。
後半東1局
6巡目でツモ。30符1翻の300・500点です。
後半東2局
美幸(もー)と友香(でー)が説明してくれました。
照が500・1000点をツモったそうです。
雀卓が映らないので巡目は不明です。
後半東3局
玄が7巡目を捨てて…。
照がツモ。下家の煌から2回ポンをしていますので、9巡目のツモということになります。
30符3翻の1000・2000点です。
ここ、実は5sじゃなくて8sをツモった場合、カンチャンの2符がついて
符ハネして1300・2600点になるのがちょっとしたポイントかもしれません。
前半戦では主に三色の付く付かないに対して常に高めをツモっていたのですが、
今回に限り安めのツモですね。
前回の記事のコメントで高めばかりツモるもの支配のうちかも…という話が出ていましたが、
あっさり覆されました。
ツモで30符3翻の1000・2000点でOK。
ツモで40符3翻の1300・2600点でOK。
ロンは30符3翻の3900点で、これもOKです。
高め安めあるのに、全パターンで大丈夫。だから安めをツモしたんでしょうか…?
後半東4局
照の捨て牌が4枚しか見えませんが、その前に煌がチーして
減っているせいです。
5巡目、親の30符3翻で5800でした。
東3局では子の30符3翻です。つまり符・翻ともにいっさい変化なく、
ただ子が親になったからというだけの点数上昇でもOK、ということです。
煌がを放銃しましたが、ロンだとピンフのみで30符1翻の1500点で失敗。
ツモはピンフツモイッツーで20符4翻で2600オールでOK。
ツモはピンフツモで20符2翻で700オールで失敗ですね。
後半東4局1本場
照が5巡目をツモ切りして…。
6巡目ツモ。20符4翻の2600オールの1本場です。
またまた三色の高めツモですね。
ツモだとピンフツモで20符2翻の700オールで失敗。
ロンはピンフ三色で30符3翻で5800点。前回と同じ点数なので失敗。
ロンはピンフのみ。30符1翻で1500点。失敗ですね。
ていうか照、678の三色が好きすぎィ! 3回目よこれ!
後半東4局2本場
2本場の開始前、怜がこのように予想を立てています。
ところでこの数字、あまりにも馴染みがなさすぎます。
実は親の90符2翻が8700点で、それに2本場をつけて9300点、
ということのようです。
アニメではこのように点数表が表示されていました。
文字が黒いエリアが、前回の2600オール以下の得点になる部分です。
文字が赤いエリアが、今後の和了でありえる範囲ですね。
その中で一番点数が低いのが90符2翻の8700点ですから、
最低でも9300…となるわけです。
しかしこんな数字、良く覚えてたもんですね。
麻雀強豪校としての基礎知識なんでしょうか?
余談ですが、符を好き勝手コントロールする咲さんも、
この90符だけはまだ出していません。
たまたま出していないというだけで、別に出せないわけではないはずですが。
照の捨て牌は6枚ですが、アンカンでの1巡経過と煌の一発消しチーで
減った分がありますので、8巡目のロン和了りです。
50符3翻の9600点に2本場となります。
和了形はこうでした。
ページの外でをアンカンしてますので、ここに16符あります。
の変則四面待ちですね。前半戦オーラスと同じ形です。
ロンだとリーのみ50符1翻で2400点。失敗です。
ロンだと60符1翻になりますが、2900点。失敗です。
ロンだけ、イッツーがつくので50符3翻の9600点で和了れます。
ツモは40符2翻で1300オール。これも失敗。
ツモは50符2翻で1600オール。失敗です。
ツモは40符4翻で満貫、成功です。
せっかく多面待ちしていても、打点上昇の条件をみたすのは一つだけ。
絞り込み切れずに苦労としてる、と見るべきなんでしょうか?
こう、ライジングインパクトの黒峰みたいな。
なお、これがアンカン直前の照の手牌です。
ここでをアンカンしピンズの有効牌を引き、切りリーチでした。
咲さんなら、まだアンカンせずに、単にを切っただけでしょうね。
ところで、怜の手牌はこうでした。
打点上昇のことも知っているのですから、
差し込みを見逃させれば
玄を助けることは理論上は可能でした。
とはいえ、この
を見逃してくれるのかどうかは、照の打点上昇の制約の本質を
理解していないとわかりませんので、ギャンブルすぎます。
仮に
見逃しが成功しても、その後に照が高めの
をツモって
がっくり来るだけになりそうな予感もします。
別のカットで全捨て牌が見えますが、実際
はまだ1枚残っていますし。
総合的に見て、ここで
切りをしてまで助けるのは良手とはいえないでしょう。
玄の手牌のほうはこうでした。
が表ドラで、
が照のアンカンによって増えたカンドラです。
玄が捨てられるのは
ですが、なんとすべて照のロン牌です。
これはひどい。
この中から、照が唯一和了れる
を吸い込まれるように切って放銃してしまいました。
後半南1局
5巡目ですが…。
北家の照がツモる前にロンですので、4巡目。
40符1翻の1300点でした。
後半南2局
5巡目の煌の捨て牌でロン。
40符2翻の2600点でした。
めずらしく、卓の状況はアニメよりも漫画のほうが詳しくわかります。
先ほどの南1局とこの南2局、連続して照の和了形が不明です。
どちらもロン牌はなのがちょっと気になりますが、
特に考察する価値はなさそうです。
後半南3局
ここは巡目カウントがしづらいです。
捨て牌の位置からして、怜の5巡目。
右上に、下家の玄の1枚目の9pが見えていますね。
次のカットで、玄の捨て牌はこう。
1枚目の9pが見えてないので、これが6巡目の捨て牌ですね。
ですからこれは、6巡目のツモ。20符4翻の1300・2600点でした。
まーたこのチャンピオンは678の三色やってますよ。
ツモでピンフツモ三色の20符4翻で1300・2600点でした。
ツモだとピンフツモ、20符2翻で400・700点で失敗です。
ロンはピンフ三色で30符3翻で3900点。これはOKです。
ロンはピンフのみ、30符1翻で1000点で失敗です。
後半南4局
6巡目のこの怜の捨て牌でロン和了り。
誰も鳴いていませんね。
親の40符3翻、7700点でした。
あ、あるぇー? カンチャン待ちでイーペーイッツー確定。
これは安めがないぞ?
ロンで40符3翻の7700点でした。
ツモだと30符4翻で11600点で、こちらも大丈夫です。
後半南4局1本場
5巡目の打牌をこなして…。
6巡目でツモ和了り。
カンチャンの
ツモで、ツモ 發 三暗刻の50符4翻で4000オールの1本場でした。
ロンでも60符3翻で11600点。問題ありません。
高め安めで不安定な和了を連続してるかと思ったら、ここにきて2局連続で
カンチャン待ちで打点確定モード。
次の2本場(玄に倍満放銃したオーラス局)も、両面ですが高め安めなしの
ハネマン確定手でしたね。
こんな形。
待ち。どっちが出てもリーチメンホン中イーペーの40符6翻です。
ツモっても30符7翻でハネマン。
ここまで高め安めで苦労してきた照がついにできた全パターンで得点が一致する聴牌は、
不発のまま終わることになりました。
以上、照のAブロック準決勝での全和了シーンでした。
では、次回はグラフです。
おやすみなさい。
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