天孫降臨をわかりやすく(いい加減に)説明した話

※この物語はフィクションです

 天孫降臨の話は高天原のえらーい神様が自分たちの子供とか孫を地上を侵りゃ……治めるために送り出し、地上を支配していた大国主を恐か……もとい、説得して支配権を譲り受ける話です。

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 まず、高天原のえらーいえらーい神である天照大神はこう言いました。

天照「地上は私の子供であるアメノオシホミミ(以下ホミミ)が治めるべきです」

 なんという家族経営染みた人事。

 まあ、例えばどっかの王様が「となりのデッケー隣国はうちの宰相に全部任せるから」とか言い出したら言い出したで「こいつ頭おかしいんじゃねーのか」とも言いたくなるので、わりと普通な気がします。

 ちなみにホミミちゃんは天照さんと、その弟のスサノオとの間に生まれた子供です。

 近親相姦っぽいけど、神様なのでわりと普通です。

 さて、ママに言われて下界を治めに行ったホミミちゃんでしたが――

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