記入日：2011年07月08日(金)
昼休みに浩子とその友人らが監督室を訪ねて来た。曰く、千里山女子高校の七不思議の調査をしているらしい。
どこの学校もその手の七不思議があるのかもしれないが、少なくとも私はそんなものがあるなど初耳だった。浩子らは七つ目の不思議がわからないらしいが、確か七不思議って七つ目がわからないものじゃ無かっただろうか。
【千里山女子・七不思議】
１．屋上から吊るされた首吊り死体
２．走行中のバイクの運転手を病院送りにする女子生徒の幽霊
３．麻雀部部室を根城とするカルト教団
４．走行中の車を大破させる女子生徒の幽霊
５．人間の首から下が生えている花壇
６．ホテルの上階から蹴り落とされた女子生徒の幽霊
７．不明
やはり何の心当たりも無かった。まったく心当たりなど無かった。ひとつも心当たりなど無かった。これ以上考えていると「監督～監督～、また車壊れちゃった～」といった感じの幻聴が聞こえてきそうなので何も考えないでおこうと思う。
何のアドバイスも出来ないのは心苦しいので、七不思議に当たるかどうかは分からないが隣の倉庫に眠ってる雀卓を調べてみればいい、と言っておいた。
何とも不思議な雀卓で、四つある席のうち一つ目が親番時に凄まじいほどバカヅキし、二つ目には三元牌が偏り、三つ目の席はこれといって特に異常が無いようで他家の手がかなり遅くなるという摩訶不思議な雀卓だ。ちなみに四つ目の席は本当に何も無く、他家の所為で色々と酷い目に会うことが出来る席となる。
いまでもたまに引っ張り出してきてレギュラー座らせて練習兼ねて打たせているが、そろそろ使う時期かもしれない。
もちろん座らせるのは四つ目の席だ。かつて私が味わった気分を体感できるありがたーい席なので、打っているとみんな泣きながら喜んでくれる。今年はまず最初に誰に座ってもらおうか？ セーラか、蔵垣か、竜華あたりが適任かもしれない。
