三尋木咏・回顧録覚書-19- 「無心で――」

Date:2019年6月17日(月)

2 中堅戦を1位で終え、副将戦も手ごわかったけど中堅戦の貯金で何とかギリギリ1位で大将戦が始まることになった。監督が考えていた試合運びとしては申し分ないものだった。

 恵比寿の大将は当時の世界ランクを考慮すれば私より遥かに格上の相手だった。実際、あの時のチームなら小鍛治プロに次ぐ実力を持っていたと思う。

 ただ、ランクを比べると格上というのは私がまだまだ世界戦には挑んでなかった関係もあったし、現在では私の方が世界ランクも上になっている。実力も私の方が上だった。

 いつも通りに打ってれば相性の良さもあって楽に勝てる相手のはずだった。

 いつも通り無心で打ってれば勝てる相手だったのに、私はいつものように打てず、大将戦の前半戦で3位まで転落してしまった。

記事まとめ(日誌系)

続きを読む


カテゴリー: 未分類 タグ: パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。