朝曰新聞 2006年09月16日(土)17時24分配信
1912年に大西洋で沈没した豪華客船「タイタニック」内で、我先にと逃げ出そうとする乗客を落ち着かせるため、船が沈むまで麻雀による対局の場を提供した乗務員の麻雀牌が本物と確認され、15日から北アイルランドの博物館「タイタニック・ベルファスト」で展示される。
乗務員は沈みゆく船内で暴れる乗客を落ち着かせるために身を挺して麻雀による対局の場を提供。最後まで対局を行っていた7人とともに自分も麻雀を打ち続け、全員が死亡した。
沈む間際まで対局を見ていた生存者によると乗務員は途中から卓に入ったらしく、その前には一人の若い女性が打っていたと判明している。
生存者は「彼女の手牌には三元牌が集まり続け、何度も役満を和了していた。彼女がイカサマをしている疑ってイチャモンをつけた男にきれいな右フックを決め、あわや乱闘騒ぎになりかけたところで彼女は何か眩い光に包まれ、室内からこつぜんと消えてしまった」と証言しているが、その女性が誰だったかは未だ判明していない。
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