白糸台高校・麻雀部監督の日誌-31-

記入日:2011年04月19日(火)

1 一応は昨年度インターハイ優勝の立役者だけあって、照は後輩の人気も高い。

 遠目には凛として物静かで真面目そうに見える所為か、だいたいの子が遠目で見ているだけなんだけど、照の方から積極的に声をかけて「わからないこととかあったら質問してほしい」と言うようにしていた。

 そういった声かけに効果があったのか、後輩の方からも声をかけてくるようになったみたい。とはいえ、まだまだ恐る恐るって感じはあるんだけど。

 ただ、声はかけるけど実際に打つ相手は慎重に選んでいるみたい。

 無闇に打ってたら照が強すぎてヘコむ子も多いし、照自身も自分がそういうものだという自覚が芽生えてきたのか、ミーハーな子が打ちたいと言ってきてもちゃんと説明して、先に照が他の子と打ってるところを見せたりしていた。まあ、大抵は弘世さんが犠牲者になっているんだけど。

 特に熱心に指導しているのは照が自分で選んだ渋谷さん。

 ルールは白糸台に入学する前にあらかた覚えてきてくれたけど、さすがにまだ初心者なので弱い。

 渋谷さんの場合は渋谷さんの持ち味に則した打ち方を心がけるように指導しているみたい。

 まあ、照の指導って照視点で普通の子には難しかったり、「ぎゅーん」とか「ぎぎぎ」とか擬音が多かったりで最終的には弘世さんが代わりに説明することになるんだけど……去年と比べたら大分成長したと思う。精神的なところが。

記事まとめ(日誌系)
 

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