「咲-Saki-はいずれ滅びる限界集落」 二次創作に私が想うこと①

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1.いずれ衰退するジャンル

 先日、「限界集落株式会社(著:黒野伸一)」という小説を読みました。

 スーパーもコンビニも無い、挙句の果てには郵便局にバスの路線すら無くなった「限界集落」に訪れた主人公が「農業」をキッカケに村を法人化、一つの会社として復興させていく話です。大雑把に説明すると。

 最終的には何だかんだでうまくいって村もそれなりに復興する面白い話でした。

 ただ、その村が100年先も存在しているかはわかりません。日本の人口って減る一方ですから。

 東京とか大阪とか、都会に人口が集中するのは当然の成り行きです。

 だって交通網は発達してますし、色んな商業施設ありますし、人がいっぱいいるってことはそれだけ消費も生まれます。

 行政の人達にとっても離れ小島のように存在する限界集落に対するインフラの維持とか、税金のことも考えるとある程度人口が一箇所に集中する方がいいでしょう。

 無駄な事業は切り捨てる、需要がなければ撤退する。商売するうえでは当たり前のことです。

 限界集落はアニメや漫画、二次創作の世界でも存在しています。 

 需要の無くなったジャンルからはプロも撤退していきますし、いくらマイナーでも「自分は大好きだ!」と叫べるジャンルでも人がいなくなってしまえば、いずれは限界集落のように消える定めにあります。

 咲-Saki-は来年からアニメ全国編で需要は増えることでしょう。ただ、それは一時的なものです。

 アニメ化の力は結構すごいものがあります。インフィニット・ストラトスとか、進撃の巨人とか……後者は以前から結構な人気作品でしたが、アニメの影響はかなり大きかったと思います。

 咲-Saki-はまだマシな方ですけど、いずれは滅びるジャンルでしょう。

 それは咲-Saki-のみならず、他のアニメや漫画の二次創作業界でも同じことです。

 ただ、二次創作の衰退を遅らせる方法はあります。

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