投稿者「Mukke」のアーカイブ

　鷲巣麻雀とは，言うまでもなく『アカギ』で採用された，同種4枚のうち3枚が透けて見える特殊な麻雀牌を使った麻雀である。牌が透明な以外ルールは基本的に普通の麻雀と変わらない。今回のエントリは，もし咲世界のインターハイがこの鷲巣麻雀牌を使って行われたらどうなる 続きを読む →

　今月頭のリッツHP更新より。 男子の試合は能力も特になくて地味です。 dreamscape 　わたしが有力視しているのは，4である。つまり，能力麻雀があらわれたのはごく最近のことなのだ。近年の高校麻雀界において若者の人間離れが進んだ結果，異能を持つ高校生たちが突然変異 続きを読む →

　2年も前の話ですが，先日某予備校の先生と話しているときに思いついてしまったので。 阿知賀編BD第2局を見ていたら灼の部屋の描写でカラーBOXに入れた学習参考書が映っていました。左から順に英語・国語辞典・英語・生物・生物・英語・英語・生物・生物・生物・生物・英語 続きを読む →

　本記事は以下の記事のパクｒ……リスペクトです！ 　咲めも！ : 「バブみ」という概念から考察する咲-Saki-キャラ 　なおお前はもうアラフォーだろ，という声に対しては， と返すとともに，以下の記事を紹介しておきたいです。 「絶対的姉」と「相対的姉」に分類でき、30 続きを読む →

　とっぽいさんからいただいた再反論への反論。いよいよはてな村らしくなってきましたね。 　この辺のことは，以前「テクスト不在の魔物定義論の陥穽――〈魔物〉の言説分析に向けて」という記事でも書いたのだけれど，ちょっと説明が足りなかったかな，とも思ったので改め 続きを読む →

　とっぽいさんの以下の記事についてちょっと。 　鶴姫とシローズによるリザベーションの強さに納得がいかない – とっぽい。 　理屈の上で言っていることはわかるんだけど，それでもなんかモヤモヤを感じたので公式を擁護しておく。 　また、哩がリザベーションをクリアする 続きを読む →

「なぜあなたが向聴数の変わらない大明槓をしたのか、ようやくわかりました。あなたは犯行の際、王牌に触れてしまった……。捜査が始まる前に、ゲームの中で嶺上牌に指紋を残しておく必要があったんです！」— 米澤穂信 (@honobu_yonezawa) 2014, 5月 29 「いいから120 続きを読む →

　グルジア語はちっともわからず文字をいくつか読めるだけだけれど（能格とかわかるか！），ネリーちゃんの設定が出揃わないうちに妄想を書き連ねてみる。なお，この論の骨子は，4ヶ月前に「少女たちは，楽しむために上京する――『咲-Saki-全国編』第1話「上京」感想」で発 続きを読む →

　いきなりの姫松控え室から始まる5話ですね。絹ちゃんが超絶可愛くて正直付き合いたいのはいつものこととして，「末原先輩は上重さんに厳しいですね」と絹ちゃんから言われた時の「……愛の鞭やな」という末原先輩の科白が，微妙な，本当に短い時間の「溜め」を入れていて 続きを読む →

　このOPも最初はなんか阿知賀編OPに比べて迫力とインパクトがないなーと思っていたが4話目にしてようやく歌い出しが頭に入ってきた。ただやっぱり阿知賀編のOPはすごく良かったよなあ……とか言い始めてる自分を見るといかに自分が阿知賀編好きだったかって思い知りますね 続きを読む →

　冒頭はのどっちの孤独から始まる。そうかーあの巻末おまけ漫画をこんな風に組み込んでくるのかー。なかなかいい脚本かなと。のどっちの抱えた孤独は，阿知賀編での穏乃の孤独と対応していて。やっぱり穏乃にとってだけでなく，和にとっても穏乃はまた特別な友達だったんだ 続きを読む →

　まあ，どのくらいの数の咲廃人がそういう彼女をゲットできるかは別にして，「廃人ではまったくないんだが，しかし自分の同人趣味を肯定的に黙認してくれて，その上で全く知らない咲同人の世界とはなんなのか，ちょっとだけ好奇心持ってる」ような，廃人の都合のいい妄想の 続きを読む →

　『咲-Saki-』には，今更わたしが言うまでもなくいくつもの素晴らしい点があります。能力バトル漫画としての熱さ，麻雀漫画としての面白さ，言葉まわしの巧みさ，人間描写の深さ，萌え漫画としての可愛さ……そしてそれらの美点のひとつとして，百合漫画としての良さが挙げ 続きを読む →

　いきなり永水のお風呂シーンから始まった。怒濤の視聴者サーヴィスである。早見沙織さんのお上品な姫様ヴォイス，最初ちょっと「ん？」と思ったけどいったん慣れてしまうと馴染みすぎててひたすら悶えるばかり。ここで回想シーン入れるのかー。ハッちゃんは去年参加してな 続きを読む →

　キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!　ついにキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!　待ち侘びましたよ！　もう新鮮な気持ちで見たいから事前にキャラのサンプルヴォイスとか一切聞かなかったけど大正解でしたよ！　アニメ初登場キャラが出て来る度に悶えてま 続きを読む →

　#恥辱の女騎士かるたにインスパイアされて考えてみた，『咲-Saki-』名言かるた。何箇所か思いつかずに空欄になってしまっているが，是非とも補完してほしい。というか未完成なので封印していたのだが，せっかくのお正月だしアニメも始まるしでじゃあいつ公開するの？　今 続きを読む →

　とっぽいさんがまたもすばらなエントリをうｐしてくれているので便乗してみる。 　別の見方をすれば、あの外連味溢れるデモンストレーションは、自らのロジックの正当性を他家に知らしめる（嫌でも認めさせる、の方が近いだろうか）ための儀式なのだ。「私はこれから自分 続きを読む →

　1年前に作った俺の嫁一覧表，通称嫁曼荼羅がちょっと古くなったのでアップデートしてみる。とはいえ，作中で既に誰かの嫁（的なポジション）になっているキャラも含まれるため，正確を期すならば「嫁および嫁にしたいほど好きなキャラ曼荼羅」ということになるが，まあ略 続きを読む →

　突然だがわたしは麻雀を古い世代の祖父に教わった人間なので，入口は一荘戦であった。大学に入って麻雀を久々に打つようになって半荘戦が主流だということを知って戸惑いもしたが今やすっかり半荘戦に馴染んでしまった。けれども時々西入や北入をした時などは，半荘戦しか 続きを読む →

　魔物候補生として原村和、竹井久、高鴨穏乃、松実玄、福路美穂子を推薦する – とっぽい。 　とっぽいさんの記事は非常に面白く読んだが，わたしには未だに不満が残る。その不満は，当該記事のブックマークコメントでid:sdtrdさんが表明しているものとも共通する。 sdtrd [ 続きを読む →

照憩について 　阿知賀の面々が，憩さんが照のことを「ヒトじゃない」って言ってたってのを戦きながら回想していたけれど，阿知賀の面々をにこやかに出迎えるあの底抜けに明るい憩さんがそういうことを口にするというのは割と衝撃である。というか，どういう表情で言ったん 続きを読む →

　咲廃人の方々はおそらく見知っているMADばかりだろうが，阿知賀編MADの個人的ベストを挙げてみたい。咲初心者の人に対する布教の意味合いも込めて。 　タグなどでよく勘違いされますが姉帯さんは出て来ません。姉帯さんは出て来ません。大切な事なので2回言いました。 　 続きを読む →

　待望の『咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A』最終巻である6巻が，ついに発売された。これを契機に，咲というシリーズにおける阿知賀編の位置づけがいかに素晴らしいものであるかについて力説しておきたいと思う。結論から言えば，阿知賀編はスピンオフとして完璧な出来 続きを読む →

　取り敢えず有珠山高校は敗退すると純度100%の確信を持って予言しておく。根拠は次に挙げる3つのジンクス。……こんなことを書くと，「そんなオカルトありえません！」と怒られるかもしれないけれど。 ジンクスその1：対局終了時に6万点を割ったことのある高校は敗退する 続きを読む →

　東館を廻る者は，その過程で自らが加湿器と化さぬよう心せよ。おまえが他人と肌の触れあう瞬間を気持ち悪いと思っているならば，他人もまた等しくおまえを気持ち悪いと思っているのだ。 　1日目感想はこちら。 　C84で購入した同人誌感想（1日目） – Danas je lep dan. 　 続きを読む →

　すべて全年齢向け。今回も薄荷屋さんがいい意味で頭おかしくて素晴らしかった（最大級の讃辞）。 ・『Will You Marry Me? 6』（薄荷屋） 　…………6？　相変わらずの部キャプベタ甘イチャイチャ本。っていうか俺が最後に買った時は無印だったように思うんだが，俺がしば 続きを読む →

　すべて全年齢向け。今回も薄荷屋さんがいい意味で頭おかしくて素晴らしかった（最大級の讃辞）。 ・『Will You Marry Me? 6』（薄荷屋） 　…………6？　相変わらずの部キャプベタ甘イチャイチャ本。っていうか俺が最後に買った時は無印だったように思うんだが，俺がしば 続きを読む →

　以前わたしが書いた『咲-Saki-』を量子論SFとして読み解こうという趣旨のエントリが中国の掲示板で紹介されていて驚きました。 发布于：2013-06-25 09:44 http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20130531/1370012268 最近日本麻学界“终于”提出了量子麻将论…… 続きを読む →

　小林立＆五十嵐あぐりコンビの最新作『シノハユ the dawn of age』の第0話*1が載った『ビッグガンガン』が発売されてはや数日。大方の予想通り大人組の過去編が始まるようで期待せざるを得ません。 ビッグガンガン2013年 Vol.08 8/23号 出版社/メーカー: スクウェア・エニ 続きを読む →

シャーロット・E・イェーガー 　オカルト全否定のデジタル打ち。作中随一の爆乳を誇る。「そんなオカルトありえねえ！」が口癖。マルセイユとの相性は悪い（打ち筋的な意味で）。 フランチェスカ・ルッキーニ 　ダブリー連発して調子に乗って舐めプしまくるが人懐っこい天真 続きを読む →

　ここ数日『咲-Saki-』考察界の片隅で繰り広げられていた「松実玄は裏ドラや槓ドラを支配できるのか？」論争について，一通り記事が出揃った感がありまた自分の立場も変わったので中間報告的まとめを書いておく。松実玄裏ドラ論争がなにかわからない人は以下の記事を一通り 続きを読む →

　松実玄のドラ爆能力については既に様々な箇所で検討がなされているが，以下の指摘は興味深い。 欠点１．作れる役が極めて限定される おそらく最大の欠点がこれ。赤牌３種が来るので清一色・混一色は無理，当然チャンタ・純チャン・一気通貫も無理。なお，ほとんどの役満も 続きを読む →

そんなオカルトありえませんとは、アニメ「咲-Saki-」および「咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」における原村和の発言。 略してSOAと表記されることもある。 そんなオカルトありえませんとは %28ソンナオカルトアリエマセンとは%29 – ニコニコ大百科 　『咲-Saki-』に 続きを読む →

　単なる思いつきで統計的データとかは取ってません。そういうのは別のブログさんに任せた！ 　『咲-Saki-』世界において敗退する高校と勝ち抜ける高校を分けるのは，一度でも6万点というラインを割ったかどうかなのでは？　という仮説。その辺にボーダーがありそうな気がす 続きを読む →

　『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』最終話は，「憧の体温であったかい！」*1という穏乃の台詞でひたすら脳内タワー建設中だったのだけれど，この台詞に隠された意味についてちょびっと考えてみたいと思う。 　穏乃は言うまでもなく熱血タイプの主人公だ。阿知賀という 続きを読む →

　『咲-Saki-』は「麻雀を楽しむ」物語である。このことは，既にあちこちで指摘されている。 　咲-Saki-　「楽しい」「遊ぶ」「お祭り」まとめ – とっぽい。 　どこまでも続いている世界――『咲-Saki-』における〈魔物〉の境界を考える – Danas je lep dan. 　そしてこの原 続きを読む →

　神はサイコロを振らない。 　　　　　――アルベルト・アインシュタイン 　雀卓は宇宙やから！ 　　　　　――清水谷竜華 　咲-saki-ではモモや怜など特殊な能力者をのぞけば、能力者は牌の位置を操作することで能力を発動しています。代表的な能力者の咲は、必要牌を嶺上 続きを読む →

　以前のドリームマッチ企画[1][2]に対してDG-Lawさんからいただいた「やっぱポジション固定すると先鋒と大将に集中している魔物勢がえらく使いにくくなる」というご指摘から，ふとひらめいたのでやってみます。 　そう……逆に原作でのポジション別にチーム作ればいいんじ 続きを読む →

　思えば遠くへ来たものだ……（挨拶） 　本日はこのブログの更新400日目です。いつも読んでくださっている方々，コメントをくださる皆様，ブックマーカー諸氏，ご愛顧ありがとうございます。今後とも好き勝手に更新してまいりますのでもしも気が向いたら読んでいただけると 続きを読む →

　DG-Lawさんのブログでの遣り取りから，咲世界における「魔物」とはいかなる存在なのかとちょっと考察してみる気になった。 　nix in desertis:咲関連の気になったもの（１２年１２〜１３年１月頃） 　ここでDG-Lawさんは「相手の当たり牌がわかるのが魔物の基本性能」とい 続きを読む →

　他所様の『咲-Saki-』考察を見ていたら色々と面白そうだったのでちょっとそれに便乗して書いてみたくなった。 そこまで信用しているなら、なおさらわかるようにはっきり言ってあげるべきだったのではないか？ ・・・という向きもあるかもしれません。 しかし、信じている 続きを読む →

　わたしのはてなブックマークは，1ページにつき30件のブックマークが表示されるようにしてあります。先日，ついにその30件がすべて『咲-Saki-』関連のブックマークで埋まりました（そしてなおも継続中です）。ブクマ数がスト魔女167に比べて咲210ってどういうことなの…… 続きを読む →

　すごい出遅れたけど阿知賀編最終話について。あとでまた阿知賀編全話通しての感想を書くけれど*1，ひとまずは冒頭の穏乃のモノローグに注目してちょびっと書いてみる。 少年ガンガン 2013年 04月号 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 2013/03/12 メディア: 続きを読む →

　東場に強い片岡優希，南場に強い南浦数絵に対抗して，西場に強い能力，ってのを妄想したら，咲世界屈指の能力者に成り得る可能性がある能力だと気付いた。 　そもそも「東風戦のみ」の試合で勝ち残ってきた南浦さんの場合は，「南場が来るまで耐える」だけの基礎雀力が備 続きを読む →

　いやね，こんな記事がありまして。 ヴィタリー・マチューヒンさんが耐えられる気温の上限は摂氏５度。日光を浴びることもできない。これは決して彼の思い込みなんかではない。 なんでも評点：気温が５度を超すと死んでしまう男性、１５年間も冷蔵庫暮らし 　この男性はわ 続きを読む →

「和は去年の全国中学校大会の優勝者なんだぜ」 「それはすごいの？」*1 　このコマの咲さんの困ったような表情が「どれくらいすごいのかわからない」ではなく「その程度ですごいとか言ってんじゃねーよ」と考えているように見えてきたらあなたも立派な咲廃人です。誇りまし 続きを読む →

　このコラムを読んだことで，前々からもやもやとしていたことを書いてみようという気になった。 そういう「今までも参加してきた流れで」ということを考慮したとしても 中学に入学したばかりの玄が、新しいクラスで生まれるだろう新しい関係よりも これまで一緒にいた子ど 続きを読む →

　『咲-Saki-』全国編屈指の名言といえばやはりちゃちゃのんこと佐々野いちごの 「そんなん考慮しとらんよ…」*1 でしょうね。チャンタかトイトイだと思って振り込んだらまさかの清老頭だったという劇的な逆転シーン，流石に役満を振ってしまったちゃちゃのんは涙を流してい 続きを読む →

　2ちゃんまとめサイトで咲関連のスレをたくさん収録しているところがあるのだが，個人的にこのスレはむちゃくちゃ面白かった。闘牌描写アリの咲同人では最高傑作だと思う。 　咲「え？　どの学年が一番強いかって？」前編:えすえすMode 　咲「え？　どの学年が一番強いかっ 続きを読む →

　既に誰かがやっている気がしなくもない考察。 　白糸台高校の渋谷尭深といえばおもちハーベストタイムという恐るべき能力の持ち主であることが有名である。どういう能力かというと…… オーラスの前局までに彼女が捨てた第一捨牌が、オーラス開始時の配牌となって手元に帰 続きを読む →

　ぼくのかんがえた『咲-Saki-』ドリームマッチ – Danas je lep dan. 　ということで前エントリからの課題だったドリームマッチ図の作り直しなんてものをやってみたよ。結果は以下の通り。 　今回新たに加えた新原則は2つ。 ・それぞれのチームに入れるのは各高校から1名の 続きを読む →

　色々とりとめもなく。 紫色のクオリア 1 (電撃コミックス) 作者: うえお久光,綱島志朗 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2012/02/27 メディア: コミック 購入: 4人 クリック: 96回 この商品を含むブログ (18件) を見る 紫色のクオリア 2 (電撃コミッ 続きを読む →

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　とっぽいさんの記事読んでなんか変なスイッチ入った。 チームｉＰＳ 先鋒　福路美穂子　園城寺怜 次鋒 中堅　国広一 副将　原村和　東横桃子　鷺森灼 大将 　ふたばで見かけたネタである。ここにカナキチみはるんや竜華、特典で大いに盛り上がったラッタちゃん、さらには 続きを読む →

　最近ようやく『咲-Saki-』の阿知賀編を3巻まで読みまして（2巻以降積んでた），ついでに10巻出たついでに本編の7-9巻を再読したりして，色々うぁーってなってます（小並感）。取り敢えず感想をば。なおアニメ阿知賀編は見てません。見よう見ようとは思ってるんですが。ち 続きを読む →